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09月08日-03号

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  1. 備前市議会 2022-09-08
    09月08日-03号


    取得元: 備前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    令和 4年 8月第4回定例会              第 4 回 定 例 会 会 議 録 (第3号)会議開閉日時  令和4年9月8日  午前9時30分 開議    午後2時57分 散会会議の場所   備前市役所議場出席した議員の番号氏名  1番  草 加 忠 弘      2番  丸 山 昭 則      3番  奥 道 光 人  4番  内 田 敏 憲      5番  松 本   仁      6番  藪 内   靖  7番  青 山 孝 樹      8番  山 本   成      9番  森 本 洋 子  10番  石 原 和 人      11番  西 上 徳 一      12番  立 川   茂  13番  尾 川 直 行      14番  土 器   豊      15番  中 西 裕 康  16番  守 井 秀 龍欠席・遅参・早退した議員の番号氏名  欠席 なし  遅参 なし  早退 なし説明のため出席した者の職氏名  市長      吉 村 武 司  副市長     杉 浦 俊太郎  教育長     松 畑 煕 一  市長公室長   藤 田 政 宣  総合政策部長  梶 藤   勲  総務部長    今 脇 典 子  市民生活部長  濱 山 一 泰  保健福祉部長福祉事務所長    文化観光部長  大 岩 伸 喜                           森     優  産業部長    河 井 健 治  都市整備部長  大 森 賢 二  教育振興部長  石 原 史 章  社会教育部長  波多野 靖 成  教育まちづくり推進部長      国際教育推進部長守 屋 孝 治                           大 橋 宗 志  総合支所部長  杉 田 和 也職務のため議場に出席した議会事務局職員  事務局長    石 村 享 平  事務局次長   大 西 健 夫  議事係長    青 木 弘 行  議事係主任   楠 戸 祐 介 △議事日程並びに付議事件(結果) 番号議事日程付議事件等結果1一般質問  ・11番 西上徳一議員  ・10番 石原和人議員  ・8番 山本 成議員  ・6番 藪内 靖議員  ・9番 森本洋子議員通告事項一般質問通告表のとおり)                              ;── △一般質問通告事項 順位通告者氏名質問の要旨答弁者611番 西上徳一1 アマモによるCO2の削減について市長 市民生活部長 (再質問あり)2 農業について市長 産業部長 (再質問あり)3 コロナ禍での学校生活について教育長 教育振興部長 (再質問あり)4 物価高騰対策について市長 (再質問あり)710番 石原和人1 子育て支援について教育振興部長 都市整備部長 (再質問あり)2 企業版ふるさと納税について市長 (再質問あり)3 議案について市長
    都市整備部長 (再質問あり)4 入札について市長 総務部長 (再質問あり)88番 山本 成1 人口減少対策について市長 (再質問あり)2 地域おこし協力隊制度について市長 市民生活部長 (再質問あり)3 デジタル化について市長 (再質問あり)4 eスポーツによる地域活性化及び環境整備について市長 (再質問あり)96番 藪内 靖1 日本遺産(北前船)の追加認定に関して市長 教育長 (再質問あり)2 備前焼ミュージアムの建替えに関して市長 (再質問あり)3 給食共同調理場を伊部地区に建設しては市長 (再質問あり)4 公共交通に関して市長 市民生活部長 保健福祉部長 (再質問あり)5 グラウンドゴルフ場の整備に関して社会教育部長 (再質問あり)6 新型コロナウイルス感染症の現状と今後の対策保健福祉部長7 JR寒河駅前駐車場整備に関して都市整備部長109番 森本洋子1 財政運営について  ① 経常収支比率について  ② 前年度比較について  ③ 来年度に向けての財政運営は市長 (再質問あり)2 個別避難計画について  ① 進捗状況について  ② 避難行動支援者名簿について  ③ 計画作成を進めていくには市長 (再質問あり)3 公共交通について  ① デマンド交通車両購入事業について  ② ダイヤ改正について市長 (再質問あり)     午前9時30分 開議 ○議長(守井秀龍君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席は16名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程1、昨日に引き続きまして一般質問を行います。 なお、重複する質問は努めて排除していただきますようお願いいたします。 それでは、通告に従い、順次発言を許可いたします。 まず、西上議員の一般質問を願います。 11番西上議員。     〔11番 西上徳一君 登壇〕 ◆11番(西上徳一君) 皆さん、おはようございます。 それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 まず、大きな1点目、アマモによるCO2削減についてお伺いいたします。 平成31年2月15日の総務産業委員会の資料で、里海と里山と「まち」をつなぐ交流拠点推進プロジェクト、里海からの発信ということで資料が提出されておりました。その内容を抜粋しまして質問させていただきたいと思います。 1950年代までの日生の海は、約590ヘクタールの広大なアマモ場に覆われ、沖合の水深20メートルまでの海底には、大小様々な貝床(コガイ・貝の巣)が分布していました。しかし、1960年代に入ると、高度成長期に伴って急激に水質及び底質環境が悪化し、1961年に来襲した第2室戸台風が契機となって、アマモ場は徐々に衰退して、ほとんど消失、底引き網の機械化によって貝床も消滅し、均一で平たんな泥の海と化してしまいました。 1985年からアマモ場再生活動に取り組み、2005年に38ヘクタール、2007年には約80ヘクタールまで回復されました。そして、2015年には250ヘクタールに達しました。 アマモ場は沿岸環境において様々な多面的機能を備えており、その役割、機能は13項目に整理されておりますが、今回は、その中で二酸化炭素の吸収、固定を通じたブルーカーボンとしての高い機能についてスポットライトを当てたいと思います。 かつては、浅海域ではCO2排出元と考えられておりましたが、最近の研究では、浅海域は重要なCO2吸収源になっていることが解明されております。特にアマモは、CO2を固定して1,000年以上も封じ込めておく機能があり、ブルーカーボンとして秀でた機能を有することが明らかになっています。 海藻はちぎれると海面を漂う流れ藻になります。根から栄養を取らない海藻は、ちぎれてもすぐには枯れません。特に、葉に気泡があるホンダワラ類は、遠く沖合まで漂流して、やがて寿命を終えても深い海に沈み、堆積し、深海の海底に貯留された海藻由来の炭素もブルーカーボンでございます。 そこで、1点目、国内のブルーカーボンポテンシャルを試算した研究によりますと、ブルーカーボンによるCO2の年間吸収量(2030年)は、既存の吸収源対策による吸収量の最大12%に相当し、日本のNDCの目標値の最大0.4%になることができるといいます。 本市のブルーカーボンポテンシャルも高いと思います。 アマモによるCO2の年間の吸収量は約何トンで、単価はどれくらいなんでしょうか。お教えください。 2番目、横浜市は、2014年に日本で初めてブルーカーボンも対象としてクレジット認定制度を立ち上げました。この制度では、ワカメの地産地消、海水ヒートポンプ等の省エネ効果をブルーリソースとして認定、世界トライアスロン横浜大会などのイベントや事業活動で活用されていました。また、2019年には、ブルーカーボンによるクレジット認定をいたしました。 福岡市でも、2020年に福岡市博多湾ブルーカーボンオフセット制度をスタートさせました。博多湾の入港料の一部や企業等からの寄附金及びブルーカーボンクレジット取引の売上げ、市民、企業、漁業関係者など、多様な主体から成る博多湾NEXT会議を中心としたアマモ場づくりなどの環境保全活動に活用しています。 そこで、本市でも、ブルーカーボン・オフセット・クレジット制度等は導入できないでしょうか。 大きな2点目、農業についてお伺いいたします。 1点目、スマート農業についてです。 スマート農業とは、まさに設備投資との戦いです。現在、一つ一つの専用機器の値段が高いので、農業の規模が大きければ大きいほど、設備費用と維持費もかなりのものになってしまいます。これが、日本の中小規模の生産農家や農業生産組織が全面的にスマート農業の移行に踏み切れない大きな足かせになっていると言っても過言ではないと思います。 また、スマート農業の需要が生まれなければ、専用の農業用設備メーカーからしても、機械にイーサネット通信用のインターフェースを実装したICT貸与型の製品をリリースしても、ほとんど売れないので、まだまだ従来の機械の生産を積極的に続けなければやっていけないような、需要と供給の2つの側面から、大規模農家以外には普及しにくいのが現状です。 そこで、大阪府では、生産物の高収量化や高品質化、農作業の省力化等を実現するために、大阪府スマート農業推進指針に基づき、生産規模に適したスマート農業を推進しています。一般的に、スマート農業機器は高価で、大阪の農業者にはオーバースペックなものが多く、導入に踏み切れないケースがあります。そこで、手軽にスマート農業に取り組んでいただくため、昨年度より、JAグループ大阪と連携して、DIYによる低コストなスマート農業機器の製作、導入の取組を支援しています。 事業内容は、スマート農業機器を自作するために必要な工具や材料等の経費及び電子工作やプログラミング等の知見を有するアドバイザーの派遣費用について助成いたします。材料費については経費の2分の1以内、アドバイザーの派遣費用については定額で助成いたします。ただし、助成は1団体当たり40万円以内となっております。 そこで、本市でもスマート農業機材自作支援はできないでしょうか。 2番目、人・農地プランについて。 2月定例会においても、森本議員さんが質問されておりましたけれども、令和2年3月にアンケート調査されております各地区の課題について、どのように検証され、課題解決されたのか、御所見をお聞かせください。 3点目、1年たてば状況は変わります。その状況を踏まえて、地域の将来展望が描けるよう見直しをする、プランも含めて定期的に見直しているのでしょうか。 大きな3点目、コロナ禍での学校生活についてお伺いいたします。 備前市内の学校で2学期が始まりましたが、しかし新型コロナウイルス感染者数は高止まりのままで、集団生活には感染の不安も少なくありません。 一方、文科省は、8月19日、児童・生徒間の感染ではないと見られる場合などは閉鎖は必要ないと都道府県に通知いたしました。従来は、同一学級で複数の感染者が判明すれば、閉鎖などを定めておりました。ただ担当者は、家庭内感染の厳密な定義を決めておらず、ケースごとの判断になるとしております。 そこで、1点目、備前市教育委員会はどのような判断をされるのでしょうか。 また、その対策はいかがでしょうか。 大きな4点目、物価高騰対策についてお伺いいたします。 新型コロナウイルス感染症や物価高騰などにより、事業者や家計への負担が増えております。このことから、市内消費を喚起し、地域経済の循環、活性化を図るため、総社市はそうじゃ物価対策応援券事業を開始いたしました。5,000円で8,500円分の利用ができる、プレミアム率は70%で、市民であれば、年齢に関係なく1人2冊まで買える。市では、消費を喚起することにより、物価高騰やコロナ禍で経営が苦しい事業者の支援にもつなげたいということとしています。 そこで、本市でも、総社市のように、プレミアム率の高い物価対策応援事業はできないでしょうか。 以上、明確な御答弁をお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村武司市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) 改めて、皆さん、おはようございます。 それでは、西上議員の御質問に順次お答えいたします。 1番、アマモによるCO2削減についてでありますが、1点目、CO2の年間の吸収量については、日生海域のアマモ場におけるブルーカーボンポテンシャルにつきまして、令和2年度時点でのアマモ場の面積は230ヘクタールであり、吸収係数を乗じますと、単純計算で年間約1,127トンの吸収量と推計されます。 2点目、本市でも、ブルーカーボンオフセット制度等ができないかについてでありますが、アマモによるCO2の吸収量を定量化して、取引可能なクレジット化にし、そのクレジットの売買を行うためには、Jブルークレジットの審査認証及び制度設計を推進するジャパンブルーエコノミー技術研究組合、通称JBEへ申請し、認証を受ける必要があると聞いております。 現在、市内の漁業関係団体とともに、ブルーカーボン量の算定に必要な藻場調査等を実施しているところであります。 今後は、引き続き、Jブルークレジットの認定に向け調査研究し、海域環境活動のさらなる推進及び地球温暖化対策に取り組んでいきたいと考えております。 2番、農業についてでありますが、1点目、スマート農業については、省力化や高品質な生産等を可能にする新たな技術として期待がされております。しかしながら、コスト面や活用できる環境が限られるなど、課題も多く、備前市での普及は残念ながら進んでおりません。 議員御指摘のとおり、他の自治体では、コスト面を解決するために、スマート農業機器の自作に対して支援を行っているところもあります。備前市としても、他の自治体の補助制度や関係機関などとの連携も含めて、今後、研究してまいります。 2点目、人・農地プランの実施における地域の課題についてでありますが、市内全域で担い手不足や有害鳥獣被害による耕作放棄地の増加が懸念されており、担い手につきましては、関係機関と連携し、市内外からの新規就農者の就農相談を図り、受入れを進めてきております。 また、有害鳥獣対策としましては、引き続き駆除班に対して協力を要請しながら、防護柵等の設置に対する補助を行ってまいります。 3点目、人・農地プランの定期的な見直しについてでありますが、現在、国では、今までの人・農地プランをより具体化した地域計画を策定するよう、法整備を進めております。 これに合わせて、備前市でも今後、地域における農業の将来の在り方等について協議の場を設け、人・農地プランの法定化を視野に入れた計画を随時見直してまいります。 4番、物価高騰対策についてでありますが、令和3年度においても、新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金等を財源とした各種事業を実施してまいりました。引き続き、交付金等の財源を確保並びに有効活用するなどして、家計への負担軽減を図り、市内消費や地域経済の循環に資する施策を検討してまいります。 また、物価対策応援券事業の御提案につきまして、本定例会に地域電子ポイントの導入に関する予算を計上していることから、この事業を活用することも念頭に検討してまいります。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。     〔教育長 松畑煕一君 登壇〕 ◎教育長(松畑煕一君) 皆さん、おはようございます。 それでは、西上議員の御質問にお答えをいたします。 3番、コロナ禍での学校生活についてでありますが、学級閉鎖の対応につきましては、議員御指摘のとおり、8月19日付の文部科学省通知において、同一の学級において複数の児童・生徒等の感染が確認された場合であっても、その間で感染経路に関連がない場合や、そのほか学級内の他の児童・生徒等に感染が広がっているおそれがない場合については、学級閉鎖を行わないことも考えられますとされております。 現在、児童・生徒に陽性者が確認された場合は、濃厚接触者の定義に該当する場面の有無について学校で確認をすることとなっております。学級内に複数の感染者が確認された場合には、こうした情報を基に学校と市教委とで学級閉鎖をするかどうかを決めていきます。その際には、必要に応じて、保健所あるいは学校医などにも相談した上で判断することとしております。 現在の感染状況を踏まえ、学校には、感染拡大予防の対策として、換気あるいは黙食などの徹底、これまでも実施してきたことを引き続き徹底するよう指導しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 西上議員。 ◆11番(西上徳一君) それでは、再質問させていただきます。 ブルーカーボンに、1点目についてでありますけれども、市長の御答弁によりますと、面積が230ヘクタールで年間1,127トンの吸収量と言われましたけど、単価も教えてくださいと1点目に書いてあるんですけれども、単価は、トン当たりの単価は幾らなんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 濱山市民生活部長。 ◎市民生活部長(濱山一泰君) ブルーカーボンの単価につきましては、申し訳ないんですけど、現時点では算出できません。 以上です。 現時点では算出できていません。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆11番(西上徳一君) ありがとうございます。算出できていないということで、ネットで調べたら、福岡市博多湾で、例のブルーカーボンの吸収量が48.5トンということで、単価が8,000円に消費税ということで、そういうふうな計算されておりましたので、そちらの単価はありますけれども、備前市では全然できないでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 濱山部長。 ◎市民生活部長(濱山一泰君) 先ほどの福岡市の8,000円、私もホームページで確認しました。申し訳ないですけど、現時点では算出できないということです。よろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆11番(西上徳一君) 単価が分からないので掛け算ができんのんで、1,127トンありましても、幾ら吸収量があって、どこどこの企業に幾らお金を出してくださいと言おうにも言えれず、算出できんのんで何とも言えませんので、ちょっとやめます。 その面積のCO2の吸収量の測り方というのが、面積掛ける、ごじゃごじゃっと、今、市長が算出、計算をちょっと言われましたけど、そのあたり、数値化のあたりの、トンの数値化のあたりを、ちょっと詳しく、市長、お分かりでしたら教えてください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 濱山市民生活部長。 ◎市民生活部長(濱山一泰君) 先ほどのCO2の吸収量ですけども、計算方法は、先ほどの230ヘクタールに、吸収係数4.9を掛けたものになっております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 ◆11番(西上徳一君) 分かりました。 ○議長(守井秀龍君) 西上議員。 ◆11番(西上徳一君) 分かりました。 2点目行きます。 2点目は、農業のことです。 スマート農業について、なかなか私ども、備前市の中でも、東鶴山にしても、なかなか担い手が少ないということで、農業生産も上がらないということですけれども、いろいろ農業の方々に、DIYがあるから、簡単にできることがあるからと、近所の方に御相談させていただくこともあるんですけれども、わしの代で終わるからそんなんは必要ねえんじゃとか、わしはデータより経験じゃと、こういうように自負される方が多くて、なかなかそういう説明しても、なかなかすぐには納得してもらえないことが多々あるんですけれども、その経験こそが次世代につながるということで、新規就農者には大事なものだなと思っております。 明日の質問でも、立川議員さんがデジタルトランスフォーメーションのことを聞かれることとなっておりますけれども、やはりデータ、記録は大事なことだなと思っておるんですけれども、部長、その辺の農業者の方への説明をよくして、これは必要なんじゃというようなことを言っていただける、またそれを実行していただける、次世代のためにも、そのノウハウ、経験が、データが必要なんじゃということを、ぜひお伝えしていただきたいと思うんですけど、部長いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 河井産業部長。 ◎産業部長(河井健治君) 議員、御指摘のとおり、大阪府では、そういったDIYの補助制度を採用されていると。現状を申し上げますと、やはり後継者不足、それからやはりきつい仕事、そういったところをDIYという、AIを使ったような形で管理できれば、品質の向上であったり規模の拡大というものも見込めてきます。そうすることによって生産性も向上して、若い農業者の方が農業を続けるということに意欲が湧いてくるという結果にもつながろうかと思っております。 現在、国のほうなんかでは、やはり大規模な農業者の方にはそういった支援がございますが、小規模な農業者の方に対してそういった支援がございません。ですから、そういったところにつきましては、現在生産されている農業者の方の御意見を、まずはお伺いして、そういった必要性も考えながら、次世代へつないでいけるような施策を検討できればと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆11番(西上徳一君) 今、部長の答弁には、大規模なところには支援があるが、小規模なところには支援がないというようなことでしたので、ここは市長、一発、市独自の支援施策をしていただきたいと思うんですが、市長、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 備前市は、山あり海ありで、農林業全て後継者の方が安心して持続可能なそれぞれの事業を継承できるというには、まだまだ自治体も努力をし、相互に検討する必要があろうかと思っています。特にこれからは、ロボット技術やICTを活用した省力化、精密化、高品質な農林水産業を、我々は市場に出していかなければならないと思っております。 また、各地域には、地域協力隊の皆さん方も、移住・定住をしていただいております。このような他府県から備前市へ来られました方が自営できるような、そのような仕組みも、備前市としてはバックアップをしていく必要があろうかと思っております。 最終的には、国の人・農地プランの具体的な作成をもって、いち早くの農林水産業に従事する皆さん方に、安心したおいしいお米、おいしい海産物、あるいは立派な林業の育成というところにも、これからも努力してまいりたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆11番(西上徳一君) ありがとうございます。 市長が言われましたように、大規模農業にはメリットがあると、小規模ではコストが高くなってもうからないということなんで、この流通系も、スマート流通、必要なときに必要な分を必要な場所に届けるというような流通も構築していただきまして、そしてスマート農業からアラート農業に、どこで、いつ、何が、どれぐらい、幾ら供給できるか。供給できる、供給するというような、こちらのほうも、市長、お考えになっていただきまして、備前市の農業発展に御尽力していただきたいと思うんですが、この農業について、市長、もう一発、御所見をお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) たまたま今日の日経新聞の記事によりますと、例えばお米に関しましても、ブランドごとで相当単価が違っております。例えば、新潟のコシヒカリは、今流通ではおよそ12%高く売買がされておるそうであります。このように、高品質な農業あるいは林業、あるいは海、漁業、我々は付加価値を考えた生産性の高いものを指導し、また協力をしてやっていかなければ、事業収入、あるいは後継者の育成は難しいと思っております。 まさしく、備前市が地域に根差した行政をするためにも、このような第1次産業に従事する皆さん方に、安心して事業を継続するように、備前市として、当事者の皆さん方と、これからもより密に情報交換をし、そして支援すべきことは支援をしていくということを忘れずにやっていきたいと思います。これからも議員の皆さん方の御指導を願いたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆11番(西上徳一君) 市長、どうぞよろしく、今後とも農業をよろしくお願いいたしたいと思います。ありがとうございます。 3点目のコロナ禍での学校生活ということについてですけれども、8月19日の文科省からの通告にあって御対応されたということですが、引き続きやっていくということでよろしくお願いいたしたいと思います。 先ほどの御答弁にもありましたように、学校医さん、また保健所さん等々ともよく御相談されて、学級閉鎖、学校閉鎖されるというところについて御協議していただきたいと思うんですけれども、今備前市についての学級閉鎖、また学年閉鎖、臨時休校等の基準はどういったところでしたか。いま一度、お伺いしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育振興部長。 ◎教育振興部長(石原史章君) お答えいたします。 現状におきましては、先ほど教育長答弁にもありましたように、同一の学級において複数の児童・生徒等の感染が確認された場合、その間で感染経路に関連がない場合や、そのほか、学級内の他の児童・生徒等に感染が広がっているおそれがない場合、そういったことが確認されれば学級閉鎖を行わないという選択肢も取れるというのが、この8月19日の通知であると捉えております。 その通知に従いまして、保健所や学校医の先生方とも相談しながら、市教育委員会と学校サイドで、学級閉鎖をどうするかという協議を行っているところでございます。 今回の文科省の通知においては、従前、画一的な考え方、複数出れば学級閉鎖になるという画一的な考え方から、現状に応じた柔軟な対応ができる、いわゆる選択肢が広がったというふうに認識をしておりますので、繰り返しにはなりますが、現状に見合った適切な判断をしていこうとしているというのが現状でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆11番(西上徳一君) ありがとうございます。引き続き、よろしく対応をお願いいたします。ありがとうございました。 最後に、物価高騰策でございますけれども、先日、新聞でも非課税の家庭に給付金5万円を支給するという国の施策が発表されておりましたけれども、やはり非課税関係なく、子育て世代は大変な状況に追い込まれております。市長就任以来、非常に子育て世帯への施策を講じておられまして、実施されてこられました。本当にこれからも、ぜひお願いしたいというところなんですけれども、先ほど市長の御答弁で言われましたように、今議会に提出されております電子何ですか。     〔「電子ポイント」と呼ぶ者あり〕 電子ポイント。すいません。電子ポイントを予算化されたということで、この総社市になるようなことを、先ほど検討するというようなことでしたけれども、市長、ひとつ11月定例会でぜひ、総社市に負けんような施策をやっていただきたいと切に願っておるところでございますが、市長の考えをいま一度お願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 総社市の地域券発行については、実は新聞で見たその当日に、片岡市長に直接電話をしまして、いわゆるどういうプログラムで、どのようなものができるか。私がびっくりしましたのは、7割の補填をしておるところなんですね。通常、5割前後が標準でございまして、それを総務省に確認したのかというて、私は実は聞きました。いけるということを電話で直接聞きましたので、これは大変ありがたい規制緩和の一つだと思っております。 また、吉備中央町がやっていますこの電子ポイントも、大変町民の皆さん方の理解が進んで、全町民の皆さん方がそれを持っておるということであります。 私も、昨年度は、地域商品券を発行しております。お忘れの方もおられると思いますけども、加盟店が、昨年度189店ございました。そして、実績額では4,838万円の地域商品券を発行済みであります。 また、にぎわい創出事業として、ポイントカードとして144店の登録店を、昨年度持ちまして、3,217万6,000円を実績として市民の皆さん方に使っていただいております。 また、雇用支援一時金としまして、4,200万円の実績額を、昨年、令和3年度、備前市は市民の皆さん方にお渡しをしておるわけであります。 また、国の事業と連動いたしまして、小規模事業者持続化支援補助金も、216万9,000円を実績額で中小企業の皆さん方に、国の事業の確定分の1割を上乗せして事業実施しております。 6月議会では、原油高騰対策運送事業継続支援補助金を、皆さん方の御理解を得まして、市内登録車両780台に、1台3万3,000円の補助を、この6月議会には成立をさせていただいております。 やはり、このコロナで疲弊した地域経済、特に事業者及び市民の皆さん方に、できる限り政策を動員をして、国、県の方針もよく参考にしながら、的確な支援をしていきたいと思っております。 11月議会には、また議員の提案のあるようなことができればと思っておりますので、議員各位の御理解をますます賜りたいと思います。 以上であります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆11番(西上徳一君) すいません。商品券も発行されとるということで、すいませんでした。これを言うのを忘れておりました。ありがとうございました。 先ほどの最後の6月議会に提案された運送店の780台、3万3,000円でございますけれども、これも運送店には本当に助かっているというようなこと聞いておりますけれども、運送店だけではなしに、市内各ある商店の中でも、車を持って配達される業者も多々あります。私どもも軽自動車で配達しておりますが、そういうところも、同じようにやはり原油の高騰で非常に疲弊しているということで、こちらのほうも、市長、何とか補助なり、なりませんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 確かに、専業運送事業者だけじゃなしに、商売として、いろんな配送、あるいはドア・ツー・ドア、高齢者の自宅への物品の配送依頼、そのようなコストが、コロナ前に比べますと、原油の高騰、ガソリン、軽油等の高騰で高くなっておる、または人件費が高くなっておるということは十分承知しております。 そのような御提案を真摯に受けて、できるだけ備前市も対応を、次議会には進めてまいりたいと思っております。 以上であります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆11番(西上徳一君) 市長、どうぞよろしくお願いします。どうもありがとうございました。 これで再質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 以上で西上議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、感染症対策のため、この際暫時休憩いたします。     午前10時12分 休憩     午前10時25分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、石原議員の一般質問を願います。 10番石原議員。     〔10番 石原和人君 登壇〕 ◆10番(石原和人君) それでは、通告に従いまして一般質問を行います。 このたびは、大きな4つの項目につきまして質問いたすところでございますけれども、既にこの時点で、大きな1つ目、子育て支援につきましては、昨日の丸山議員の御質問と随分と重複いたしまして、一般質問部分は削除させていただきますけれども、後の再質問においてやり取りさせていただければというふうに思います。 大きな2つ目、企業版ふるさと納税についてお尋ねをいたします。 内閣府が公表している令和3年度の企業版ふるさと納税の寄附金額の実績は、約225億7,500万円となっており、前年度に比べ、約2.1倍となっているそうです。 寄附受入額が多い自治体を見てみますと、静岡県裾野市17億4,410万円、群馬県太田市10億3,660万円、徳島県神山町9億9,900万円、以上が上位3位となっているようです。 本市については、4,210万円となっておりました。 昨年の市長選挙の際、企業版ふるさと納税30億円との大きな公約を掲げておられた吉村市長であります。私は、4年間の任期中に30億円かと捉えておりましたが、その後の一般質問等で、年間30億円の寄附を目標とするとのことでした。令和3年度の4,000万円余りでも、大きなありがたい金額ではありますが、その目標には程遠いのが現実であります。 前回の一般質問でもその進捗をお尋ねし、その答弁においては、既に企業訪問を強化していること、東京事務所、名古屋事務所も含めて、全庁を挙げて挑戦していくこと、またふるさと納税を積み立てたまちづくり応援基金を財源とした事業を主に、地域再生計画と照らし合わせながら事業選定を行い、関連する部署間での調整を行っていることなどを御説明いただきました。 ここでは、2点お聞きします。 まず1点目、前定例会以降、計画に照らしての事業選定や部署間での調整は具体的にどのように進んでいるのか、状況をお聞かせいただきたいと思います。 2点目、企業版ふるさと納税のもととなる地域再生計画についてお聞きします。 ホームページにも公開されておりますが、計画期間は令和6年度末までとなっているようです。地域再生を図るために行う事業として、大きく6つの事業が上げられています。 ア、誰もがいつまでも成長し続け、輝けるまちを目指す事業(教育・文化)、イ、地域で支え合う持続可能なまちを目指す事業(交流・コミュニティー)、ウ、誰もがいつまでも安心して暮らせるまちを目指す事業(健康・福祉)、エ、地域の活力を生む産業を振興させるまちを目指す事業(産業経済・都市計画)、オ、安全で快適な生活が送れるまちを目指す事業(安全・生活基盤)、カ、環境を大切にして未来につなぐまちを目指す事業(生活環境)となっておるようです。 それぞれについて、具体的な事業の内容が明記されています。その事業について、一つ一つここでは取り上げませんが、私は、この計画内で寄附の金額の目安として掲げられている令和3年度から6年度までの4年間、累計で11億円とされる金額に着目をいたしました。市長の目標とされる年間30億円という数字からあまりにもかけ離れておりますので、4年間で11億円という見込みの積算根拠をお聞かせいただきたいと思います。 次に、大きな3つ目、議案についてお尋ねをいたします。 特に昨年来、議会のたびに、議案や予算案に対して否決や修正可決が続いています。とはいえ、ほとんどの議案や予算案は原案どおり可決されておりますが、どうしても議案の否決や予算を幾つか削除というと、その部分がどうしてもクローズアップされてしまいます。提案に対し、その必要性や計画性、事業の規模、タイミング、費用対効果などを見極めた上で再検討を求め、議会として原案に待ったをかけることは、二元代表制の一翼を担う議会が機能し、役割を果たしているものであるとも捉えております。ただその件数が県内他市と比較して格段に多いことから、議会に関心をお持ちの市民はもとより、他市の行政関係者からも注目をされています。 さて、吉村市長2期目就任からのこれまでを振り返ってみますと、例えば、副市長2人以内とする条例改正案は5回目の提案で可決、予算に関しては、西片上地区の遊技場跡地取得費用が4回目、備前病院前用地取得が2回目、学校給食調理場整備に係る実施設計委託料が3回目、備前焼ミュージアム整備に係る実施設計委託料が3回目、市立3病院のスタッフへの慰労金支給が2回目、日生地区へのスケートボード場整備に係る費用が2回目の提案でそれぞれ可決されてまいりました。複数回の提案はまだまだほかにもございますが、これらは議会での否決や修正可決を受け、執行部において検討の後、提案をされてきました。 今年1月には、現職の星野議員、橋本議員の御逝去や、さきの5月の市議会議員選挙もあり、議会構成もこの間、大きく変動いたしましたが、採決によって、これらは可決をされております。どの事業も可決後の事業の進捗を見届けなければならないと強く感じております。 また、今議会にも、香登駅前の駐車場用地取得、東片上地区の土地先行取得案などが提案されておりますけれども、慎重に、議員として判断せねばならないと心に命じております。 ここでは、それら議案に関して、2点お聞きをいたします。 1点目、これまで複数回提案され、議会で削除された予算案2件についてお尋ねします。 まず1件目、吉永地区の屋根つき多目的広場整備事業についてであります。 過去5回にわたって提案をされてきました。その間、幾らか規模の変更はあったものの、ほぼ同じ内容で提案され続けた案件であります。このたび、もしかして6回目の提案があるのか、過去5回の修正可決という議決を受け、関心を持っておりましたが、今回は提案がないようでございます。 議決を受け、どのような検討がなされ、今後についてはどのようにお考えか、所見をお聞かせください。 2件目は、JR赤穂線の新駅用地として、過去2回提案され、減額削除された畠田地区の土地先行取得事業についてお聞きします。 この件の審査は、当該地区の皆さんや、近接する企業も見届けておられますが、この案件こそ、私の浅はかな議員経験ながら、提案までの経緯において、全く誠意と熱意が伝わらない、理解に苦しむ提案であると感じております。 市民のニーズも把握されず、JRとの協議も不十分、地域や企業にも説明が不十分でありながらも、地権者の同意が得られる今こそが取得のタイミングであるとの説明が繰り返される、昨年来の本市の土地取得事業を象徴するような案件であると考えております。 このたび、三たびの提案があるのかと考えておりましたけれども、提案はないようでございます。 この案件も、その議決後、どのような検討がなされ、今後についてはどのようにお考えか、お聞かせいただきたいと思います。 続いて2点目、今回提案の予算案の中から、土地取得事業のうち、伊部地内の伊部認定こども園南側用地を、こども広場及び駐車場等を整備するための用地として先行取得の提案がございますけれども、そちらについてお尋ねをいたします。 ここでは、その提案に至ったそのきっかけと検討経緯、そしてどのような公園整備を描いておられるのか、お聞かせいただきたいと思います。 最後に、大きな4つ目、入札の状況についてお尋ねしたいと思います。 本市のホームページに、今年度上半期の工事発注見通し各部署一覧が掲載されております。そこには、建設課14件、上下水道課20件、環境課2件、教育総務課7件、日生総合支所2件の事業が、この9月までの入札予定となっております。そのうち、今年度4月から8月までの入札予定となっている事業は、建設課の14件のうち7件、上下水道課の20件中20件全てが、環境課の2件中2件いずれもが、教育総務課の7件中5件が、日生総合支所の2件中2件、いずれもがこの8月までの予定となっておりました。 入札の結果を見てみようと思い、入札情報公開システムを開いてみますと、予定に対して入札実施が大きく遅れていると捉えました。状況を確認するため、去る8月18日の総務産業委員会で契約管財課にお聞きをいたしましたが、予定に対するもろもろの事情は各部署に確認してほしい旨の答弁がございました。 そこで、この場をお借りし、それぞれ建設課、上下水道課、環境課、教育総務課における現時点での予定に対する入札実施状況、遅れているのであれば、その理由をお聞かせいただきたいと思います。 以上で一般質問を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、石原議員の御質問に順次お答えをいたします。 2番、企業版ふるさと納税についてでありますが、1点目、企業版ふるさと納税の寄附金確保に向けての具体的な取組については、前回お答えをしたとおり、直接対面による営業活動を継続して行っているところであり、担当課はさることながら、全庁を挙げて寄附金確保に取り組んでいるところであります。 実績として、令和3年8月末で1,100万円に対し、令和4年8月末現在、5,950万円で4,850万円の増額となっております。 2点目、寄附の金額の目安についてでありますが、具体的な事業費の確定前に、市が受領することのできる寄附額の上限になる目安額のことで、事業費が確定していない間はこの範囲でしか寄附を受けることができません。事業費が確定している事業であれば、随時、その事業の範囲内で寄附を受けることができるものであります。 金額の算出につきましては、国が示す基準があり、当該地方公共団体の標準財政規模の10%に相当する額以内とされていることから、10億円としております。 3番、議案についてでありますが、1点目、吉永地域で設置を検討してきた屋根つき広場については、過去に広さや目的等を変更や追加をしつつ、予算計上してまいりました。その中での御意見として、施設の必要性、優先度への疑問、屋根をつけるだけでの予算規模が大き過ぎるのではないかという御質問等をいただいております。また、財源につきましても、応援基金を使わせていただくということで答弁をさせていただいております。 このことから、屋根つき広場単体ではなく、現在の総合支所周辺整備も含めた案を模索すべきと考え、今回の補正予算に計上しておりません。 次に、畠田の用地取得については、現在、当市の公園の在り方を検討する上で、市民の憩い、交流の場として多様なニーズに対応した公園広場の整備を基本とする公園整備計画を策定中であり、計画ができれば、各地区へ整備を進め、畠田の用地につきましても、公園整備の予定地として検討しており、今後、予算の計上を検討してまいりたいと考えております。 2点目、伊部地区の公園整備、こども広場に至るきっかけ、経緯についてでありますが、この土地の周辺には、こども園、中学校があり、こども園の南側には放課後児童クラブやこども第三の居場所の設置が予定されている文教地区となっております。このような環境の中で、子供たちが自由に遊べる広場として使用できるのが最適と考えております。 こういった趣旨を土地所有者に御理解をいただき、御協力をいただける承諾が得られましたので、今回の提案となったものであります。 今後の整備につきましては、地域の子供たちが走り回って遊べるような子供広場として活用し、必要に応じて、少しずつ手を加えていきたいと考えております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 今脇総務部長。     〔総務部長 今脇典子君 登壇〕 ◎総務部長(今脇典子君) 私からは、4番、入札についてでありますが、上半期の公共工事発注見通しに示される各部署の予定時期が、発注が遅れている理由及び状況につきまして、各課の状況につきまして、私からまとめてお答えをさせていただきます。 まず、上下水道課につきましては、令和3年度に発注していた工事が、新型コロナウイルス感染症による工事中断や、ウクライナ情勢等の影響による部品納期の遅れ、また地元調整等の影響によって令和4年度へ繰越しとなっており、その対応に時間を要したことによるものであります。 なお、繰越しとなっている工事の大半が9月末で完了することから、令和4年度の発注準備を順次進めてまいりたいと考えております。 また、発注予定となっているものでも、設備の状況や財政状況等を勘案して発注となりますので、必ずしも、発注見通しと一致するものではありません。 次に、建設課につきまして、前年度からの繰越しとなっている工事の完了を優先させたこと、また地元及び関係機関との調整等に不測の日数を要したことによるものであります。なお、これらの状況が整い次第、発注準備を進めてまいりたいと考えております。 次に、環境課につきましては、7月発注としておりましたクリーンセンター備前焼却施設改修工事と備前斎場火葬炉改修工事は、現在設計書の作成を進めております。 なお、入札が遅延している理由としましては、どちらの施設とも、特殊な部品及び資材を使用しており、新型コロナウイルス感染症による調達遅延や、ウクライナ情勢等の影響で単価が高騰していることから、設計内容と仕様書の見直しを行っているものであります。 次に、教育総務課につきましては、各学校のエアコン整備及びトイレの洋式化工事を予定しており、9月末までに設計が完了する見込みでありますので、その後、工事発注の予定としております。 なお、その他の工事につきましては、できるだけ経費を縮減するために工法等を検討していることにより、時間を要しているものであります。 私からは以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 石原議員。 ◆10番(石原和人君) 御答弁ありがとうございました。 順次お聞きさせていただいて、先ほど一般質問は取り下げさせていただいたんですけれども、子育て支援の中で継続保育、お母様が育児休業中の上の子供さんの引き続いての登園、保育園の利用についてお聞きをしよう、お願いをしようと思いましたけれども、昨日、丸山議員への御答弁で、教育長から、早急に取扱いを見直していく旨の御答弁ございまして、前向きに御検討いただけるのかなという思いでおるんですけれども、これからの十二分な検討に検討を重ねられての対応になろうかと思うんですけれども、現状でありますけれども、来年度からスタートするぐらいの捉えでおってよろしいでしょうか。いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育振興部長。 ◎教育振興部長(石原史章君) この時点におきまして、時期については明言は控えさせていただきたいと思いますが、昨日も教育長答弁でありましたように、今後、出産したお子さんが一定の期間に達するまで継続在園が可能となるよう、早急に取扱いを見直したいと考えている旨の答弁を申し上げているところでございます。 担当部長といたしまして、早急にしっかりと見直しを進めていくということで御理解いただきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆10番(石原和人君) それから、県内他市の事例なんかもちょっと調べてみますと、いろんな下の、出産されてお生まれになった赤ちゃんが、例えば1歳の誕生日を迎えられた月末までであったり、1歳半を迎えた、その年度末であったり、まちまちな対応であろうかと思います。 お母様の育休の期間にもよりましょうけれども、それから僕も勝手なイメージでそういう捉えで見てみますと、比較的1歳ぐらいまでの自治体が多いようです。お母様の育休も、それぐらいの期間が多いのかなというところもあって、それぐらいのイメージでおるんですけれども、もしこれを実現する、実現に向けて現状を見てみますと、やはり保育士の確保も、そこに課題として横たわるのかなと。幾らか年齢が離れて生まれて、上の子供さんが3歳以上なんかであれば、引き続きの保育も可能なところが多いのかな。でも、例えば年子さんであったりというところで、まだ上の子供さんが小さい場合は、それこそ保育士の確保のことであったり、それから待機をされておる、保育の必要性のところで待ちに待っておられる方もおられるわけで、そのあたりが課題になろうかと思うんですけど、何かそのあたりで感じとられること、またクリアせねばならない課題等、現時点であれば、お聞かせいただければと思うんですが。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育振興部長。 ◎教育振興部長(石原史章君) 担当部局といたしましては、現状としましては、非常に心苦しい気持ちで捉えているところでございます。備前市の特徴といたしましては、結論的に申しますと、やはり保育士を充足させていくということが喫緊であろうというふうに捉えております。 1つ、特徴的な備前市の保育環境といたしましては、近隣、県内におきましても、全ての年齢において保育料の無償化を実施しているというところが、県内、近隣との比較でも特徴的であろうかと思います。 今年度、各年齢ごとの就園率を調べてみますと、3歳、4歳、5歳児におきましては、おおむね約96%の就園率となっております。これが2歳児になりますと74.5%、1歳児で60.6%、ゼロ歳児で20.0%、この年齢別での他市町村との比較ができれば一番いいとは思うんですけれども、なかなかその情報がまだ私ども入手はできておりません。3、4、5歳児の96%に匹敵するぐらいの、2歳児、1歳児、ゼロ歳児の就園ではなかろうかというふうに捉えております。つまりは、それだけ保護者の皆様方にとって、備前市でのゼロ、1、2歳、3、4、5歳も含めて、こども園、保育園への入園の期待の高さの表れであろうかと思っております。 そういった中で、現状としましては、出産育児休業の期間に際しまして、保育のできる状況があるところで退園をお願いしてきたというところはありますけれども、現状、県内を調査をいたしましても、先ほど議員の質問にもありましたように、回答のありました22団体の調査においては、満1歳までが10団体、満1歳6か月が2団体、育児休業中が9団体、当市と同じような継続利用のない団体が1団体という状況でございます。そういった状況も踏まえまして、繰り返しにはなりますが、早急にしっかりと見直しをしていきたいという考えでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆10番(石原和人君) 心の籠もった御答弁をありがとうございます。 これも一つだと思うんですけれども、とかく備前市がこれまで、ともすれば傾注してきた子育て支援の一環ではあるんですけれども、大きな支援なんですけれども、とかく保護者の経済的負担軽減施策、そこは他市に、全国的に見てもひけを取らない事業、施策が展開されておりますけれども、そこが少子化であったり人口減少にどこまで効果が出ているのか、この評価が本当に難しい分野の子育て支援事業だと思いますので、それら経済的なところもそうなんですけども、そういった子育てしやすい環境整備といいますか、そのあたりの充実もより一層取り組んでいただきたいな、バランスもありますけれど、お願いしたいと思います。 それから、次の児童遊園地、僕も昨日の丸山議員同様に、前回もお聞きをして、トラロープが張り巡らされて、トラロープの使用禁止、立入禁止ほど、へりを通ってみて寂しいものってないんですよね。できるだけ早く、一日も早くその状況を解消していただきたい思いを持ってなんですけども、資料を提示していただいて、今年度の予定、撤去であったり、修繕であったり出ておりますけれども、前回のいつぞやの市長の御答弁で、全部で28か所で不具合が見つかっておるという答弁があって、ここでは令和4年度で19か所なのかな。残りの箇所は、じゃあ令和5年度以降なのかなという捉えでおるんですけれども、そのあたりいかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 大森都市整備部長。 ◎都市整備部長(大森賢二君) 失礼いたします。前回の答弁におきまして、18か所の公園と、それから14か所のブランコ、それから28基というような御答弁をさせていただいたかと思うんですが、その後の発注業務の中で、1か所、木生保育園につきまして、子育て支援課とのすり合わせのほうがちょっとできておりませんでしたので、1か所訂正をさせていただいております。大変失礼いたしました。早急に対応していきたいというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆10番(石原和人君) またの機会でも、残りの28か所ありました残りのところを、またお教えいただければ、事情をお聞かせいただければと思います。 今年度の予定修繕撤去でありますけれども、現在進行中のところはこのうちどこどこあるんでしょうか。既に終わったものであったり。
    ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 大森都市整備部長。 ◎都市整備部長(大森賢二君) 今現在でありますが、発注をしておるところでございまして、完了ということには今のところなっておりませんので、こちらのほうにつきましては、早期に、修繕、撤去を完了したいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆10番(石原和人君) 表の一番右に、撤去のところ、滑り台がもう全てのケースで撤去になっておりますけど、このあたりは撤去なのか修繕なのか、どちらを選ぶかなどは、それこそ地区の方と相談されたりして、こういうことで、滑り台は全て撤去というようなことなんでしょうか。どんなんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 大森都市整備部長。 ◎都市整備部長(大森賢二君) 昨年度の調査結果によりまして、技術基準、設置基準等に合わないものにつきましては撤去ということで、滑り台のほうは撤去しております。 あと施設の老朽化、そういったものを見まして、撤去をしないといけないものは、この中に上げております。 以上であります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆10番(石原和人君) とにかく一日も早くそういう状況を解除できるように、スピードを上げて、お尻をたたいてといいますか、そういうことで進んでいっていただきたいと思います。 また、委員会のほうでも詳しくお尋ねしたいと思います。 それから、企業版ふるさと納税についてですけれども、先ほど市長から御答弁いただいて、全庁を挙げて頑張っておるというところで、答弁の中で、事業費が確定しなければ、なかなか細かい数字を上げることも難しいという御答弁だったんですけども、僕のイメージで、そこのところを少し早くスピードアップして、事業選定であったり、ちょっと調べてみますと、先ほどあった企業版ふるさと納税、令和3年度でたくさんの御寄附をいただいた上位のところ、裾野市さんなんか、これはとてつもないスケールの大きい構想の中でしょうけど、ウーブン・シティというようなもので、富士山の麓でのまちづくりに関するもので、駅周辺整備なんかを具体的な事業に上げて御寄附を募っておるようなケース。裾野市さんなんかは、4年間で、その目標とされる金額48億円というようなことを明確に打ち出したりされとって、それから神山町では、一般社団法人さんと連携をされて、町内の旧中学校の校舎で、高専、高等専門学校の開学を目指したプロジェクトを推進されて、そのプロジェクトに、企業の皆さんいかがでしょうかと。具体的なそういった事業を少しでも早く選定をされて、備前市はこの事業に、プロジェクトに、企業の皆さん御寄附をお願いしますでいかんと、トップセールスで企業を御訪問されたり働きかけをされるのも一つ大きな本となるところでしょうけれども、何か具体個別のプロジェクトを打ち立てていくべきじゃないかなと思うんですけど、そのあたりいかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員、御承知と思いますけども、ふるさと納税の企業版は内閣府の承認をもってやることでございまして、何か市単独でその事業をつくり上げたら、すぐそれで企業版ふるさと納税を企業から法人税や所得税の代替としてもらえるという趣旨とは全然違いますので、その点を御理解願いたいと思います。 また、裾野市の話が出ましたが、これはトヨタ自動車がウーブン・シティをするための町全体の壮大な計画における、いわゆる企業版ふるさと納税でございまして、これは内閣でも特別区に指定されているような壮大な計画でありますので、この裾野市と備前市を比較されたんでは、市民の皆さん方もたまらないと思います。 以上であります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆10番(石原和人君) たまらないと思うかもしれませんけど、何分目標が大きいんで、この壮大な裾野市さんでも17億円、年間というところで、備前市、さほどの努力なり、特別な強い取組をされんと難しいんじゃないかなということも、市民の皆さん、大勢の方が感じとられること、ここでちょっとお尋ねをしたんですけれど。例えばなんですけれど、規模大小、物差しございませんけれども、私の感覚では、例えば備前焼ミュージアムの整備事業であったり、旧アルファビゼンの再整備のことであったり、それから図書館整備であったり、そういうような備前市にとっては大きな事業、プロジェクトこそ早めに、そういったものはあれじゃないですか。再生計画の中のさっき言ったような分野ごとの、こういった町のための事業の中へ組み込んでいくことも可能なんではないでしょうか。いかがでしょうか。僕の勘違いなら指摘していただければ。 ○議長(守井秀龍君) 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 先ほど答弁いたしましたとおりでございまして、国が示す基準があり、当該地方公共団体の標準財政規模の10%に相当する額以内とされておりますので、11億円と申し上げた次第であります。 ○議長(守井秀龍君) 石原議員。 ◆10番(石原和人君) 市民の大勢の方が、企業版ふるさと納税30億円はどうなっとんだろうかという関心を持たれている方が大変多うございますので、今日御質問したんですけれども、国の制度、国のというところを言われるんですけども、じゃあどうやって目標達成に向かっていくのかな。もう既にしばらく、市長就任されてしばらく経過しておりますけれど、どういう形で進んでいくのかなというところもありますんで、ここから先、細やかな制度等、委員会等でもお尋ねをさせていただきたいというふうに思います。 それから、議案についての中で、伊部の土地取得、公園整備を思い描いておられるところでありますけれども、市長の御答弁の中に、公園整備計画というワードが出てきまして、こちらまさしく僕もそう思います。昨日のやり取りでもありましたけども、多くの市民の方が広場であったり子供の遊び場であったり、そういうところのニーズというか、そういうところの要望が大変強いことも実感しておりますし、私も含め、多くの議員も、この一般質問等でそういった整備も求めたりというところもあるんですけれども、一番大事なというか、公園整備計画なる計画性を持って、やっぱり公園整備もやっていかないと、ここの地区のあそこに遊休地がある、それからある団体や市民の方から御要望いただいて、じゃああそこ空いていて、地権者の方の合意を得られて、あそこ公園があったらいいよね、ここにも土地があって、ここにも広場ができたらいいよねみたいな形で、何か昨年来、進んでいきよんじゃないかな。早急に、そういった公園整備計画、全市的に俯瞰した整備計画をぜひとも策定をされることを望んでおったんですけど、先ほど市長からも計画のところの発言がございましたので、この整備計画なる計画の中身であったり、そういったところをちょっとお教えいただければと思うんですけれど。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 大森都市整備部長。 ◎都市整備部長(大森賢二君) 議員、御指摘のとおり、公園の整備につきましては要望が多くあるということでございます。計画につきましては、都市計画マスタープラン等で具体的に書いておる部分もありますが、やはりもうちょっと計画性を持って、各地区に、どういった規模でどういったものをするというような計画を立てていきたいというふうに考えております。 今現在ある公園、都市公園から児童遊園地、それから広場、そういったものがございますので、そういったものを全市的に計画を立てていくということで、今現在考えております。 どちらにいたしましても、やはり皆様、公園の要望はいただいておりますので、少しでも公園を設置していきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆10番(石原和人君) その整備計画の中に、ぜひとも既存の都市公園であったり、さっき言ったような児童遊園地がどこまで含まれるか分からんですけど、既存の老朽化しとるようなところの整備の計画もぜひ盛り込んでいただいて、もう新しく次から次へと、そりゃあ広い公園はあるにこしたことないですわ。広々とした公園が。備前市、こういった中山間地域も抱える地域でありますけども、都市部なんか行ったら、本当にちょっと歩いたら公園がある。ちょっとまた歩いたら公園がある。本当にすてきな空間があちこち広がっているところがたくさんありますけれども、じゃあこういう備前市の人口規模で、これからの見込みも含めて、じゃあどういった、本当に公園が必要なのか、ふさわしいのかというところは、ぜひその計画立てのときにしっかりと考えていただいて、併せて老朽化した、新しいところを次々造るだけじゃない、老朽化した、傷んだところへもしっかり目を向けていただくような計画にぜひともしていただきたいというふうに思います。 それから、入札で、先ほど総務部長より御丁寧な御説明ございましたけれども、本当にコロナであったり、ウクライナの情勢であったり、どんどん遅れる状況、要因というのはあふれておりまして、いつまでじゃあこれが解消されるのか、どこまで続くのかな。いやさらに影響は大となる。そういうことも想定されますけれども、せっかくじゃあでも、公表される令和4年何月に入札の時期ですよ、公表されているんですけど、4月1日付で、上半期、9月までの入札予定って公開されているんですけれども、あの公表されとる上半期、半年ごとで分けて公表されるのか、あれは何か、規模によって公表するしないというのがあるんでしょうか。何か事業の規定というか、そのあたり教えていただければと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 今脇総務部長。 ◎総務部長(今脇典子君) 上半期と、それから下半期について公表している状況でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆10番(石原和人君) あれに列挙されておる事業というのは、何かその事業の規模であったりという何か規定はあるんでしょうか。幾ら以上の事業が載っていますとか。また、中身について教えていただきたい。 ホームページに公表されたりしておるんであれば、とにかく市民の皆さん、どなたが見られるか分からんですけど、分かりやすい形、一応何か法の施行令に基づいた公表ですみたいなんがあるんですけど、分かりやすい形。それから、今大変入りづらくなっていますけど、入札の結果を見ていこうと思っても、外部リンクへ行って、じゃあそこに8月までの割と早い、最近の入札の落札の状況も出てくるんですけれども、新しく更新、かなりのスピードでされとんですけども、その更新されとるというか、入札結果として出てくるものと、公表されておる事業が一致せんケースがあって、何かそのあたりもホームページの公表の仕方というか、され方というか、そのあたりも、またちょっと教えていただければと。 それから、少しでも分かりやすい公表の在り方を御検討いただければというふうに思います。 先ほどの児童遊園地の遊具の話であったり、それから入札もいろんな事情で遅れることもありましょうけれども、不測の日数を要することはありましょうけれども、今の備前市政を見ていまして、議案、予算案を提案されるまでのスピード感たるやすごいスピードで出てくる。議員の皆さん、議会の皆さんいかがでしょうかと出てくるんですけど、いざ一旦、可決をされた後、議会の意思表示としてその予算や議案が認められた後のスピード感が、提案前のスピードに比べて随分と、そこは遅れとんじゃないかな。今こそ備前市に必要な予算、議案をどうぞ認めてください。さっきみたいに何回も出てくる。やっと可決をされた。じゃあもっとスピードを上げたり、しっかりと歩を進めていって、いや問題視をした議員に対しても、いやこうでしょう、こういう形で進んでいますというのがもっと要るんじゃないかなというふうに思います。何かその点、昨年来、非常に強く感じて、提案までは早いんですよ。これいかがでしょうか。ここの土地取得もいかがでしょうかと出てくるんですけど、じゃあ取得した後、予算が認められた後、そこの部分、どうも動きが遅いんじゃないかなというふうに感じております。そのあたり、僕の、一議員、一市民の感覚でしかない。いやいや大丈夫です言われるかもしれんですけれども、何かそのあたりは強く感じますんで、より一層可決後の進捗の、分かりやすい公表というか、お知らせの在り方であったり取組であったり、そういうところを求めるところなんですけど、何かそのあたりで御所見ございましたらお聞かせいただければと思うんですけれど。 ○議長(守井秀龍君) 石原議員、入札についてのことですかね。 ◆10番(石原和人君) 入札も含めて、いろんな事情で、議長、いろんな事情で入札も、それは予定どおりいかんことも多々あろうかと思うんですけれど、それらも含めて、少しでも早く。 ○議長(守井秀龍君) 質問の項目の中にその項目ないんで、取りあえず入札についての関わりかというふうに思いましたので、その点について御答弁をお願いいたします。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 職員は、このコロナ禍で多大な市政の問題点を一つ一つ着実に正確に職務を励行していただいていると思います。 具体的などの観点がどうかということを、また教えていただきましたら、いつでも御報告することはやぶさかではありません。 ○議長(守井秀龍君) 石原議員。 ◆10番(石原和人君) 特に、すいません。入札のところからこういって、またあれなんですけれども、とにかく予算が可決した後の入札にしても事業でしょうから、特に賛否が分かれたような案件についてこそ、その後の進捗であったり、そのあたりは細やかにお知らせをしていただきたい。それもうどこの部署でも結構なんですけれども、そのあたりは、何か取組として取り組んでいただきたいと思いますけれども、そのあたりいかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 先ほども申しましたように、職員は各部で本当に一生懸命、このコロナ禍で仕事をしていただいております。私が市長として特別に遅滞をしておるというような行政課題は見当たりません。ただ、議員の個人的な感覚で、もしこれが遅いと、これが市民に大変迷惑をかけているというようなことがありましたら、幾らでも教えていただけましたら、その点については調査研究をし、スムーズに執行することは行政として当たり前でございます。 ○議長(守井秀龍君) 石原議員。 ◆10番(石原和人君) また、委員会もございますので、その場面でもお尋ねをさせていただきたいと思いますけれども。あの事業はどうなっとんだろうかな、あの予算案はどうなっとんじゃろうかな、議案はどうなっとんじゃろうかな、関心のある方なら、恐らくぎょうさんの方がそう思われますし、そのあたりはこちらも尋ねりゃええんですけど、その都度、何か市としても、そのあたりの議案や予算案こそ、誠意を持ってお伝えいただく御努力を重ねていただきたいことをお願いして一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 以上で石原議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午前11時17分 休憩     午前11時30分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、山本議員の一般質問を願います。 8番山本議員。     〔8番 山本 成君 登壇〕 ◆8番(山本成君) 通告に従って一般質問をさせていただきます。 まず1番目、人口減少問題について。 備前市が抱える問題は幾つもあるとは思いますが、やはり一番の大きな問題は人口減少です。備前市に限らず、地方の自治体では人口減少が加速しています。人口減少問題に特効薬はないと思いますが、令和4年8月27日の某新聞では、中国四国地方の自治体が15歳から29歳の若年女性を地域に定着させようと奮闘している。子育て世代向けの施設を開業させたり、起業を目指す若者たちが集まれる拠点を設けたりしている。人口減少という大きな構造問題を抱えつつも、既存の施設を生かすなどの施策を実施して流出に歯止めをかけようと各自治体は知恵を絞っているとあります。実際、中四国地方で、15歳から29歳の若年女性割合が上昇した自治体が10以上あります。どれもかなりの過疎地です。そのような自治体は、他の自治体が施していないような人口減少対策を、施策を施していると思います。 人口減少に歯止めをかけるのは非常に難しいことだと思いますが、備前市も備前市独自の起爆剤のような人口減少対策を打つべきではないでしょうか。そうでないと、備前市は衰退の一途をたどると思います。 吉村市長におかれましては、中・長期的な全体構想をお持ちであると思いますので、その構想の一端でもお聞かせください。御答弁のほど、よろしくお願いいたします。 2番目、地域おこし協力隊員についてですが、昨日の新聞報道で、総務省は、21年度の隊員数は6,005人、これまでは24年度までに8,000人に増やす目標を掲げていましたが、2026年度までに年間の隊員数を1万人にしたいという意向の表明をしたとあります。 地域おこし協力隊は、総務省が2009年から始めた制度で、都市部の若者を過疎地に一定期間移住させ、地域おこし活動をしながら定住してもらおうというものです。 再質問でかなり深くお聞きしますが、ここでは、1、備前市がこの制度を利用し始めてから何人採用しましたか。任期中も含めて。 そのうち、任期を終えても備前市に定住されている方は何名か。パーセンテージも。 3、定住後も地域との関わりのある職種に就いている方は何名か。 4、備前市で就業された隊員で、観光協会、社会福祉協議会、NPO法人などの助成金を受けているような団体に就業された方はいますか。 以上です。明確な御答弁をお願いします。 デジタル化について。 新型コロナウイルス感染症の対応をきっかけとして、自治体におけるデジタル化の遅れが明らかとなり、こういった状況を踏まえ、政府はデジタル庁を発足させ、9月1日で1年になりますが、行政のデジタル化の業務は、他省庁などの抵抗で停滞ムードも漂っているとの報道もありますが、遅かれ早かれ行政のデジタル化は進むでしょう。 私は、備前市では行政のデジタル化プラス自治会や町内活動もデジタル化していくべきだと思います。会の運営の負担を減らすとともに、デジタル技術に親しむ若い世代の自治会活動の参加を促したい狙いもあります。 電子回覧板アプリを使用している自治会では、印刷した紙で各戸に回していた回覧板に代わり、情報はスマートフォンなどで閲覧でき、自治会のイベントの出欠確認も簡単にできる。訃報などの情報も素早く共有できます。 私は、行政主導で自治会のデジタル化を進めていただきたい。高齢者への普及が一番の課題になるでしょうが、もうそういう時代だと思います。 自治会でデジタルを活用するメリットは、忙しい人なども参加しやすい、情報伝達が早く負担が少ない、行事の出欠確認が楽で意見も伝えやすい、災害時に安否確認がしやすい、会費、募金などの徴収の手間が少ないことがあります。このようなアプリを導入している自治会は、全国で8月1日現在で430ですから、まだまだ少ないですが、私は自治会もデジタル化していくべきだと思います。市長のお考えをお聞かせください。 最後に、eスポーツによる地域活性化及び環境整備について。 eスポーツとは、エレクトロニックスポーツの略で、一般的には、ビデオゲームやモバイルゲームなど、電子機器を用いて行う対戦をスポーツ競技として楽しむときに用いられる名称です。 かつては、ゲームは学力が低下する、心身の発達によくないなど、ネガティブなイメージが先行していたゲーム、しかしeスポーツの隆盛とともに、プレーヤーの裾野は高齢者まで広がり、さらにヘルスケア分野での活用を目指して学術的研究まで行われています。 社会の急速なリモート化が進んだここ数年、オンラインとの親和性が高いeスポーツは、その存在感を高め、新たな文化として定着しつつあります。eスポーツを地域活性化に活用しようという動きが全国各地で始まっています。 そんなeスポーツは、今、シニア世代にも人気を集めており、深い知識などなくても気軽に楽しめるため、定年退職後の生きがいや、子供や孫との共通の趣味として楽しむ方が増えています。 また、高齢者の介護予防や認知症予防、健康維持にもつながるとして、介護施設や自治体でも健康教室として導入されているところもあります。 高齢者の身近な交流の場である公民館などにeスポーツが体験できる環境を整備し、スマホ教室などと同日開催することで、高齢者のデジタル化の進展にもつながると考えますが、いかがでしょうか。吉村市長の見解を伺いたいです。 以上、御答弁のほどよろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、山本議員の御質問に順次お答えをいたします。 1番、人口減少対策についてでありますが、議員御提案のとおり、将来を見越した喫緊の最重要課題は人口減対策であります。昨年制定いたしました第3次備前市総合計画及び第2期備前市まち・ひと・しごと創生総合戦略が一体となった計画には、4本の柱として、子育て支援の充実、教育のまち備前、持続可能な雇用の創出・安定、住宅施策の推進を掲げております。 この4本柱を軸として、市民の皆様が備前市に住んでいてよかった、備前市に住み続けたいと思っていただけるよう、放課後児童クラブの新築やこども第三の居場所事業をはじめとする子育て支援策の充実、幼児期からの英語教育や幼少中高の一貫教育の推進などの教育環境の充実、備前焼フェアの開催や松割木の支給などによる備前焼振興策、アマモ事業をはじめとする漁業事業を行う漁業の皆さんへの支援、アカマツの植林等の地域農林業への応援をはじめとする地場産業の支援、住宅団地分譲地の整備や移住・定住の促進に資する補助金の継続などを通して、出生数と転入者の増加並びに転出者の抑制につなげ、人口を維持できるよう努めてまいります。 2番、地域おこし協力隊制度についての1点目、この制度を利用し始めてから何人採用したかについてでありますが、50名を採用し、そのうち在任期間中の方は18名となっております。 2点目、そのうち任期を終えても定住されている人数についてでありますが、32名が終了しておりまして、そのうち15名が定住をしており、定住率は46.9%となります。 3点目、定住後も、地域との関わりのある職種に就いている方は何名かについてでありますが、11名が地域に関わって頑張っていただいております。 4点目、任期を終えて備前市で就業された方で、観光協会、社会福祉協議会、NPO法人などの助成金を受けている団体に就業された方がいるかについてありますが、そういう方はおられないと伺っております。 3番、デジタル化についてでありますが、自治会、町内会でのデジタル化導入については、様々なツールを積極的に利活用することで、自治会活動への若い世代の参加を促進することは大変効果的で有効な手段と考えております。デジタル化の推進は、今後、避けては通れないことであることから、他市の状況や活用事例等を調査研究してまいります。 4番、eスポーツによる地域活性化及び環境整備についてでありますが、スポーツ庁においては、スポーツの位置づけはまだされていないものの、2019年茨城国体から文化プログラムに採用され、都道府県の予選を勝ち抜いた選手による全国大会が開催されるなど、認知度は高いものがあります。 運動習慣がなく、ひきこもりがちの中高年が、画面に合わせ練習するなど、楽しく参加できることは、運動に匹敵する効果もあると考えております。また、流行のゲームを取り入れることで世代間の交流にもつながることと考えております。 高齢者の介護予防や認知症予防、健康維持についてのeスポーツ活用についてでありますが、公民館等の高齢者が身近に集える施設の環境整備を進めれば、参加者の希望も取り入れながら、スマホ教室も併せて実施していきたいと考えております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 山本議員。 ◆8番(山本成君) それでは、順次再質問をさせていただきます。 人口減少対策、お聞きしまして、いろいろな取組、支援策をお聞きしますが、人口減少対策、大変難しいの分かるんです。私の資料が間違ってなかったら、全国の1,719の市町村のうち、人口が減少しているのは1,419市町村で、全体の82.5%、特に5年間で5%以上人口が減少した市町村は51.3%と半数を超えています。 提案も含めてですけど、市長、大手住宅ハウスの大和ハウスさんなどが全国に展開したネオポリス、岡山にもありますけど、そういうネオポリスが、高齢化が進んだことで、大和ハウスさんも含めて、産官学民の連携で再生する事業、多世代循環型のまちづくりというのを進めているとお聞きしたんですけど、そういうふうな、大手と提携するというような、連携するというようなお考えはありますでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 大和ハウスの例が出ましたが、備前市にはミサワホームさんの西日本で最大の住宅工場が香登地区にあります。岡山県内あるいは全国的なそのような住宅メーカー、あるいは備前市の小・中の工務店をはじめとする住宅産業の皆さん方と、いわゆるコンパクトで、そして建築費用のコストが抑えられる多世代型といいますか、3世代型といいますか、そういうような形の住宅も、これから市が造成する市営住宅には考えていかなきゃならないというふうに思っております。 また、民間の不動産会社及び工務店をはじめとする住宅施工業者には、今年度もいろんな補助金を出し、できる限り備前市に住み続けてもらおうという施策も展開しております。 ただ、議員がおっしゃるとおり、どこの町も、これは避けて通れない課題でございますので、やはり周辺の自治体と同様、あらゆる施策を集中する必要はありますが、財源そして中・長期な見通し、そして住みやすい町をみんなでつくっていくということが必要であると同時に、昨日も申し上げましたが、コンパクトなまちづくり、そういうところを主題に、備前市は、土地政策、人口対策、そして教育対策、社会対策をやっていかなきゃならないと肝に銘じております。これからもいろんな御意見を賜りたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆8番(山本成君) ありがとうございます。 人口減少対策は、質問していたら切りがないんで次へ移らさせていただきますが、地域おこし協力隊員ですが、先ほど定住率が46.9%と言われたんですけど、これがちょっと高いのか低いのか判断ができないんですけど、担当者の方でも結構ですが、他の自治体の定住率とか、調査して比較したりしたようなことはありますか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 濱山市民生活部長。 ◎市民生活部長(濱山一泰君) 他市との比較はしたことはないんですけども、私的には高いほうではないかと考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆8番(山本成君) ありがとうございます。 何か、私、46.9というたら、何か低いような気がしたんですけど、高いとおっしゃられるんでしたら高いんでしょう。 続きまして、今地域おこし協力隊員の採用ですが、今採用の仕方は、市がミッションなどを考えて募集しているのか、それとも各自治会とか地域からの要望で募集しているのか、今どちらの傾向になっているんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 現在、地域おこし協力隊の採用は、市のニーズとして担当課や地域が希望するミッション型と、市が定めた基本的な活動の6つのテーマから、自らが地域貢献を企画提案して応募するフリーミッション型の両方を募集しております。 各隊員は、明確なミッションが与えられているため、ミッション達成に向けて、これからも活動をされております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆8番(山本成君) それと、最近は、地域や自治会からはもう要望があまりないということでよろしいんですかね。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 地域から要望がないというようなことではないと思います。 私は、前の任期中に、この地域おこし協力隊を初めて備前市に導入した者としまして、いわゆる総務省系の一般の地域おこし協力隊と農林省型の農業等に特化した、その枠が、両方とも国の制度枠としてあるわけでありました。これを備前市が地域おこし協力隊の依頼の下、予算編成をしていくという形であります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆8番(山本成君) ありがとうございました。ちょっと私勘違いしておりました。 私の目から見たらなんですけど、市役所のどこの部分が活動しているのかよく分からないんで、市役所が協力隊の制度を活用し切れていないように思えるんです。1つお聞きしますけど、担当者の方たちは、総務省が取り組んでいる協力隊を受け入れる自治体職員向けの研修会とかは行かれておるんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) お答えをいたします。 県が主催をしております研修会には、備前市の職員も参加をさせていただいております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆8番(山本成君) 一緒にお聞きすればよかったんですけど、制度を採用している他の市町村へ視察とかもやはり行かれているんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 濱山市民生活部長。 ◎市民生活部長(濱山一泰君) 他市への視察とかは、こういうコロナ禍もありますけども、行っておりませんけど、随時ホームページ等で情報収集には努めているところでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆8番(山本成君) 要望もかねてですが、提案させていただきます。私、地域おこし協力隊は、もっと可能性を秘めた制度だと思います。新聞や広報紙で顔写真入りで紹介してもらえるから、町のどこに行っても地域おこし協力隊ですって言えば分かってもらえることが多い。地方移住の最初の難関は地元との付き合いであり、その点で地域にすんなり入れる協力隊員制度は、移住するための有力な選択肢だと思います。 人口減少対策で有名な島根県の海士町、こちらは2020年度から地域おこし協力隊員制度を利用した大人の島留学を実施しています。毎年20人程度の人気で、1年コースでは住民票を移してもらい、修了後も島に残って定住する流れが生まれたとのことです。 このように、備前市でも、この海士町がやっていることが正しいのかどうか、私もはっきりとは言えませんけども、このように備前市でも新たな地域おこし協力隊制度の活用方法を検討してみてはいかがでしょうか。もし、御答弁あればお願いします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 実は、私、前の市長時代に、海士町の町長さんが、ないものはないというような標語を作られて、第1回全国創生大賞を受賞されました。その式典に参画をして、いろんな御指導も得た記憶があります。大変、全国から見て、この海士町は、少ない資源の中で、いわゆる町民に最大の協力を求めて、そして町の運営をやっておる。1,700ある自治体でも、私大変尊敬する自治体でございます。参考になる点は勉強し、教えてもらい、備前市に導入できることは導入していく、これはもう行政として当然だと思っておりますので、これからも、海士町だけじゃなしに、参考になる事例のある自治体、ホームページ等を通じて、まず確認をし、勉強してまいりたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆8番(山本成君) ありがとうございます。 次に、デジタル化についてですが、自治会、町内会、デジタル化していくのがベストだと思います。要望していて、こういうことを言うのも何ですが、いきなり自治会や町内会でデジタル化を進めますと、やっぱり誰一人置き去りにしないデジタル化がベストだと思いますが、いきなり導入したら、たくさん置き去りにするような気がしますので、行政のほうも調査していただいて、実証実験で若い世代が多い町内を選んでいただいて実証実験をしてみていただきたいんですが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) スマホを持っていない高齢者や生活困窮者の方の情報格差が、今、大きく社会問題になりつつあります。備前市は、現在、スマホの無料貸出しが実はできないかということで、楽天という第4のスマートフォンの販売会社と、東京事務所を通じて、今、クロスなコンタクトをしておりまして、提案が一、二、今上がってきているところでございます。来年度等に、皆さん方にお知らせができればと思っておりますけども、このデジタル化社会の中で、デジタル技術を使うサービス等の恩恵は、ひとしく備前市民の皆さん方が受けられるようしていくことが肝要と思っております。 また、スマホに触れていただく、活用していただくということで、シニア層の方、あるいは幼・小・中等の方のスマホ教室等も開催ができ、公民館活動の一助になるのではないかと思っております。 また、公民館等につきましては、この10月から年末までに、約12回程度スマホ教室を開催する予定にしております。 以上であります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆8番(山本成君) 続きまして、eスポーツによる地域活性化の面でお聞きします。 提案も兼ねてですが、eスポーツは、今後ますます拡大していくと思います。備前市にeスポーツの施設を造って、大会などを開催してもいいんじゃないかと思います。リアルスポーツを普及しようと計画した場合、競技場など、建設費などのコストがかかりますが、eスポーツならそのコストを抑えることができます。それほど大きなスペースを必要としないし、それでいて動員が見込めるので、スペースの効率的な活用になり、そういう意味で、小さな町でも手をつけやすいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 先ほど答弁いたしましたように、これからの時代、健康面あるいは高齢者のいろんな認知症に対するトレーニング、あるいは小さなお子さんも含めて、このようなスポーツが世界的に広がることと思っておりますが、そういう意味においても、市内の高齢者施設でeスポーツを実施していただきたいと思っております。 市内には約40の通所系、入所系の高齢者施設がありまして、既にeスポーツを実施しておりますデイサービスセンターも、日生町のこうら荘であるように伺っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆8番(山本成君) 御答弁ありがとうございました。 以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 以上で山本議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午後0時04分 休憩     午後1時10分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、藪内議員の一般質問を願います。 6番藪内議員。     〔6番 藪内 靖君 登壇〕 ◆6番(藪内靖君) それでは、通告に従いまして一般質問させていただきます。 大きな1点目、日本遺産(北前船)の追加認定に関しまして。 北前船の寄港地・船主集落について、新たな構成自治体として備前市が49番目に追加認定された件に関しまして、JR各駅に看板を設置であるとか、環境を整備とありますが、具体的にはどのような案がございますでしょうか。 元禄防波堤や石塁など、構成文化財の修理修復は当然かと思いますが、一方、大多府は自動販売機が1台という状況であります。飲食施設など、もう少しウエルカムな雰囲気があればと思うのですが、いかがでしょうか。 日本遺産に追加認定されたことによって、観光や視察などの方が増えるのではと予想されますが、船着場や移動のルート上に空き家が多く見られます。個人のものなのでなかなか難しいことではないかと思いますが、これらを撤去するであるとか、リノベーションして利用するなど、適正な管理をして景観をよくすることも、環境の整備として非常に大切なことではないかと思いますが、いかがでしょうか。 JRなどとの連絡や日生地区、頭島地区に定期船利用時の駐車場を整備することも必要ではないでしょうか。御意見をお聞かせください。よろしくお願いいたします。 大きな2点目、備前焼ミュージアムの建て替えに関して。 先日、六古窯のうち、大雨により大変な被害に遭われた越前町の越前焼を除く5か所を回ってきました。それぞれにそこそこに工夫を凝らした展示方法、見せ方をされていました。ただ、時代の流れなのか、以前のような重厚な感じは減ってきているのではないかと感じました。新しいだけに、信楽焼ミュージアムが白を基調とした展示スペースでとても見やすかったように思います。あと、特徴としては、昭和な感じ、レトロな感じの町並みや作業場、作業風景を再現しての展示が多かったように思われます。 とこなめ陶の森資料館の小栗学芸員の言葉をお借りいたしますと、町なかにこれだけの煙突があるところは非常に珍しい。高い場所からこの景色が眺められるとすばらしいでしょうねえとのことでした。 今後、設計の方やデザイナーの方といろいろと詰めていかれるとは思いますが、吉村市長はどのようなイメージをお持ちでしょうか。お聞かせください。 大きな3点目、給食共同調理場を伊部地区に建設しては。 伊部地区のこども園南側の土地購入を検討されているのであれば、7月臨時議会で出されました給食共同調理場を建設するのに最もふさわしい場所なのではないでしょうか。今後10年先、20年先の人口の動向を考えた場合に、最も生徒数が多いであろう、残るであろう備前中、その周りの伊部小、片上小、香登小、これらに近いということは、配送にかかる時間、コストを大幅に削減できるのみならず、様々なリスクも軽減できるのではないかと思います。また、よく言われる温かくておいしい給食をにも通ずるのではないでしょうか。 7月臨時議会のときにもこうした考えはありましたが、合併特例債のエンドが迫っているということであったので、土地購入から言い始めるとスケジュール的にも財源的にもとても間に合わないのではないかと考え、意見としては出しませんでした。市民の皆さんがゆっくりとしたお時間を過ごされる憩いの場の必要性はよく理解しております。また、本日、石原議員の質問に対する答弁にありました文教地区構想もすばらしいお考えだと思います。ただ今回は、新しく大型の遊具設置も検討されている公園などもありますので、こちらには備前中の前という立地も御考慮いただきまして、給食共同調理場を御検討いただけましたらと提案させていただきたいのですが、いかがでしょうか。御意見をお聞かせください。 大きな4点目、公共交通に関して。 ①番、定期船について。 諸島部に暮らす人たちの生活をはじめ、先ほど質問させていただきました日本遺産に追加認定された件に関連した環境整備とも併せて、不備があるとかではなく、改善、改良の余地があれば、運航時刻の見直し等検討されてはいかがでしょうか。御意見をお聞かせください。 ②番、デマンド交通車両購入事業3,630万2,000円について。 どのような車両を何台購入される予定でしょうか。 また、長くなっている納期を考慮し、契約を急がれているとは思いますが、今現在、車両の納期はどれくらいかかるのでしょうか、お聞かせください。 ③番、介護タクシーについて。 こちらに関しては、どうしても越すことのできない法という高く、厚い壁がございます。よく、誰が乗るの、誰が乗れるの、料金はどれくらいかかるのと聞かれます。何となくは分かるのですが、もう一つはっきりいたしません。 また、福祉タクシーとの違いもはっきりしないのですが、簡単明瞭に御説明いただけませんでしょうか。よろしくお願いいたします。 病院に連れていってあげる、買物に連れていってあげるというようなことは、もともとは同居の家族や近所に住んでいる家族がしていたことであります。それが、今は子供は都会で暮らしているなどの理由により成立しなくなっています。ぎりぎりまで、自分一人で、また老夫婦が支え合って頑張ろうとされるのですが、限界がございます。この部分と要介護までのグレーに相当する範囲がとても広く、多いように思います。 また、事故を起こさないうちにと、運転免許証を返納される方が多くなっていますが、返納すると、たちまち移動手段がなくなり、病院、買物、グラウンドゴルフなどに行けない、行きにくい状況となっているようにお聞きします。 お医者さんバスや買物バスもいいのですが、フリー乗降だと交通規則に引っかかりますし、事故原因にもなりかねません。 タクシー、バス業者、社協、警察までをも巻き込んで、何かよい対策を見つけていただきたいのですが、いかがでしょうか。御意見をお聞かせください。 大きな5点目、グラウンドゴルフ場の整備に関して。 健康長寿のため、ひきこもり防止のため、非常に役立つグラウンドゴルフですが、トイレなどが設置されていないグラウンドがあります。トイレや休憩のための椅子、テーブル、日差しを遮る物などを整備していただきたいのですが、いかがでしょうか。御意見をお聞かせください。 大きな6点目、新型コロナウイルス感染症の現状と今後の対策。 先月あたりから、激しく増減を繰り返している新型コロナウイルス感染者数でありますが、国や県の対応に倣えであり、独自のものは難しいことでしょうが、備前市として、今の状況をどのように判断し、今後の対応についてどのようにお考えでしょうか、お聞かせください。 感染者数、ワクチン接種の状況、抗原検査キットの配布状況も併せてお知らせください。 7点目、JR寒河駅前駐車場整備に関してでありますが、昨日、同僚議員が質問されたので取り下げたいと思います。 ですが、1点だけ、以前に質問したときに、盛土が落ち着くのを待っているとの回答がありましたが、大体いつ頃落ち着く予定でしょうか。これだけお願いいたします。 以上でございます。明快なる御答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、藪内議員の御質問に順次お答えをいたします。 1番、日本遺産(北前船)の追加認定についてでありますが、令和4年度での環境整備につきましては、大多府島の北前船の構成文化財周辺の森林整備等や案内板や説明板の設置費用、また3つの日本遺産をまとめた看板やのぼり、ポスターなどのPR資材等の費用を、今回の補正予算で計上しております。 日本遺産の活用については、市役所内の各部署からの計画、企画案が多数ありますので、今後実施に向けて検討していきたいと考えております。 飲食につきましては、見学会、観光ツアーなどの際に企画することも考えられます。 空き家につきましては、市では、空き家の利活用及び適正管理をお願いしており、空き家バンクの登録や各種補助金を御活用いただき、また空き家が老朽化した場合は解体費用を補助しており、適正な管理をお願いしたいと考えております。 定期船利用時の駐車場整備につきましては、既存の市営駐車場が日生地区及び頭島地区にあり、頭島地区の駐車場は少し離れておりますが、そちらを御利用いただきたいと考えております。 2番、備前焼ミュージアムの建て替えに関してでありますが、新たな備前焼ミュージアムは、平安時代後期から現代にかけて、備前焼の歴史を語り、人間国宝や県重要無形文化財の作品を展示する常設展示場と、備前焼以外の美術作品も展示できる企画室展、市民ギャラリーや個別の展示が可能なスタジオなどを考えております。 イメージにつきましては、公募型プロポーザル方式により、事業者から出されたいろいろな提案の中から、魅力的なデザイン、機能を踏まえ、地域の未来を切り開く役割を担う備前のランドマークとなるような施設にしたいと考えております。 3番、給食共同調理場を伊部地区に建設してはについてでありますが、共同調理場の整備につきましては、7月臨時市議会での説明に対し、議会議決をいただいており、現状においては、各学校への配送ルートの中心地として、伊里共同調理場南側を最適地として、合併特例債の期限内に整備することが最善であるとの考えに変更はございません。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 濱山市民生活部長。     〔市民生活部長 濱山一泰君 登壇〕 ◎市民生活部長(濱山一泰君) それでは、私からは、4番、公共交通に関しての1点目、定期船についての北前船が認定されたことにより定期船の運航時間の見直し等についてですが、時間や便数の変更につきましては、島民の方との意見交換や中国運輸局との協議が必要となりますので、今後の利用状況を見ながら判断してまいりたいと考えております。 2点目、デマンドについてですが、デマンド導入に向けて、普通車の電気自動車8台を購入し、市内を全域で運行する方向で検討しております。4月からの運行開始に向けて、中国運輸局などの関係機関と協議を行いながら取り組んでまいります。 なお、車両の納期につきましては、来年7月か8月頃になる予定でございます。 私からは以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 森保健福祉部長。     〔保健福祉部長福祉事務所長 森  優君 登壇〕 ◎保健福祉部長福祉事務所長(森優君) それでは、私から、4番3点目、介護タクシーについてでありますが、介護タクシーは、介護タクシー、福祉タクシーなど、呼び方は様々で、正式名称としてはございません。主なものを上げますと、1つ目は、介護保険タクシーです。訪問介護に含まれるサービスの一つで、要介護1から5の介護保険を利用する方が対象で、利用目的が受診等に限られております。介護サービスの給付で行うサービスとなります。運賃は実費で、乗降介助に介護保険が適用されます。 2つ目は、福祉タクシーと呼ばれることが多いものとして、1つには、一般のタクシー会社が福祉自動車を使用して行う運送があります。そのほかには、一般乗用旅客自動車運送事業の福祉輸送限定の認可を受けたもので、対象は障害者手帳の交付を受けておられる方、要支援、要介護認定を受けている方、妊婦等、体調に不安のある方となり、運賃と乗降の介護料金が必要となります。 なお、介護認定等に該当されない方の移動手段の確保につきましては、備前市愛乗り生活交通チケットを御活用していただければと思います。 次に、6番、新型コロナウイルス感染症の現状と今後の対策についてでありますが、まず、備前市では、国、県のコロナ対策に加え、市独自の事業といたしまして、抗原検査キットの配布、PCR検査等費用助成、それから自宅療養者等への支援を実施しております。 8月31日現在の状況についてお知らせいたします。 感染者数につきましては、3,246人となっております。 次に、ワクチン接種者数につきましては、1回目の接種者数は2万7,477人となっており、1回目から最新の第4回目までの接種者数の延べ数は8万4,557人となっております。 次に、抗原検査キットの配布状況につきましては、1万8,662本を配布しております。 現在、60歳以上の方の4回目接種について、順次進めているところであります。また、12歳以上の方の接種率向上を図るため、今月10日、11日に全年齢を対象といたしました集団接種を予定しております。25日日曜日には、接種率が比較的低い49歳までを対象とした集団接種を実施いたします。 今後の対策といたしましては、国の方針や感染状況を注視しながら、ワクチン接種、感染対策について、広報紙等を通じて適切に対応してまいりたいと考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 大森都市整備部長。     〔都市整備部長 大森賢二君 登壇〕 ◎都市整備部長(大森賢二君) 私からは、JR寒河駅前駐車場整備に関しまして、いつ頃盛土は落ち着くのかについてでありますが、昨年度中におおむねのしゅんせつ土搬入は終わっておりますので、今後、2年程度を見込んでおります。もちろん事業実施に当たりましては、現地を確認して進めていきたいと考えております。 私からは以上です。 ○議長(守井秀龍君) 波多野社会教育部長。     〔社会教育部長 波多野靖成君 登壇〕 ◎社会教育部長(波多野靖成君) 私からは、5番、市内でグラウンドゴルフ場として利用されている箇所の整備状況についてでありますが、備前市総合運動公園、日生運動公園、吉永B&G海洋センター、頭島グラウンドゴルフ場におきましては、トイレ、ベンチもあり、グラウンドゴルフ愛好家に御利用いただいておりますが、新型コロナ対策として、使用していない広いベンチ等が総合運動公園倉庫に格納されております。また、総合運動公園におきましては、広いトイレのある陸上競技場スタンド2階トイレなどを、今後、利用者に利用の紹介をしてまいります。 私からは以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 藪内議員。 ◆6番(藪内靖君) 1点目の日本遺産の追加認定に関しまして。 こちら、教育長にお尋ねしたほうがよろしいのでしょうか。大多府の避難所となっている小学校の整備は環境の整備に入っていますでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) 避難所になっています小学校の整備につきましては、現在大多府地区には、避難所は慈雲寺と大多府会館となっております。旧大多府小学校は、緊急時のヘリポートの着陸地になっていますので、支障のないように草刈りなどを行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 ◆6番(藪内靖君) それでは、2点目の備前焼ミュージアムの建て替えに関しまして、丹波や信楽で、県が運営する施設のスケールや迫力には、本当圧倒されました。広大な敷地に豪華な建物群、見事としか言いようがありません。 備前市、備前焼にも、国や県から何かしらの補助的なものはないのでしょうか。合併特例債自体が補助といえば補助なのでしょうが、あればお聞かせください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 既存施設は、要安全確認計画記載建築物に指定をされており、国の地域防災拠点建築物整備緊急促進事業補助金として、解体に係る経費の一部が補助対象となるため、国に対して交付要望を行ってまいります。また、岡山県を代表する伝統工芸である備前焼のためのミュージアムの改修となりますので、引き続き、岡山県へ補助金の要望を行ってまいります。
    ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 ◆6番(藪内靖君) 伊部駅前には、備前焼伝統産業会館と備前焼ミュージアムの2つがあります。個人的に、2つも必要なのかと考えたり、せっかく2つあるのだから、外観は統一感を出しつつも、内容的にはすみ分けをしっかりと行い、2つ合わせ全体で備前焼を表現していくことが必要なのではとも思いますが、その点、どうお考えでしょうか、お聞かせください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 隣接をいたします備前焼伝統産業会館は、多くの備前焼作家らの作品を販売する展示場でありますが、新たな備前焼ミュージアムは、美術館や博物館のような入館者が満足いただけるような施設を目指していきたいと考えております。 以上であります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 ◆6番(藪内靖君) 3点目の給食共同調理場に関してですが、私も、もう伊里での話が進んでいるのでしょうから、どうしてもというわけでもないのですが、やはりあの立地を考えた場合に、文教地区という、こども園、中学校、いろんな施設が並んでいる文教地区というのも非常に大切だとも思いますし、ですが、今後、先ほども言いました10年先とかを考えた場合に、備前中がやはり一番多いと思うんです。その周りの小学校も。そしたらその一番多いところに、移動が少ないという条件が、非常に私的に引っかかりまして、やはりあの地区で給食共同調理場があると、いろいろな交通事故であるとか、そして本当に温かい給食ということを皆さんよく言われますが、そういう点を考慮しても、とても立地がいいので、もう少し考えていただけないかと思いまして、今回、ちょっと提案させていただいたわけですが、もう一度、同じだと思いますが、回答をちょっとお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 財源であります合併特例債の活用の説明内容で、7月臨時議会で御了解をいただいておると思っております。よって、大きな変更は考えておりません。 議員御提案のように、備前には、寒河あるいは三石、吉永等も含めて、配送ルートを十二分に計画しながら実施する必要があります。市内の中心に位置します伊里地区での選定であり、御理解を賜りたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 ◆6番(藪内靖君) それでは、公共交通についてですが、施策評価シートを見ますと、市営バス1便当たりの平均乗車数が2.0人、生活交通チケット使用率も2年連続で48.7%と、一定の方の使用にとどまっていると思われるとの分析が出ています。 都度都度に対策を取っていただき、ありがたくも申し訳なくもあるのですが、デマンド交通の導入を検討されておられるように、増え続ける財政負担の軽減と市民の生活を支える移動手段の維持、確保と相反する両者を同時に成立させるためには、今、大きく方向転換をしなければならないときではないかということが、私には読み取れましたが、いかがでしょうか。お考えをお聞かせください。 ○議長(守井秀龍君) 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員の御指摘どおりだと思います。備前市の市政を含める中で、いわゆる買物難民、あるいは病院への通院、高齢者や、そして幼いお子さんたちがどのようにして備前市内のそれぞれの利用場所に行けるか。民間の指定バス業者が撤退をしまして、間を空けずに備前市の市営バスをつくり、そして今現在、活用していただいております。また、タクシーチケットも、その中間的な意味合いにおいて発行した次第であります。 利用される方にとっては、大変有意義な施策であろうとともに、多くの交通弱者を平たくすくい上げるには、あと残された施策としてはデマンドバスがあろうかなというところが、全国の事例を見て、このような提案に至っておりますが、やはり増え続ける事業費を抑えることも私は大切なことだと思っております。 議員の皆さん並びに市民の皆さん方に、本当に厚い対策が必要だと思いますが、財源には限界がありますもんですから、その辺もよく考えながら、来年の当初予算には、それも含めた提案をしていきたいと思っております。 議員の皆様方におかれましても、財源というところからも、来年以降、切り込んでいかなきゃならないと思っておりますので、御理解を賜りますようにお願いをしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 ◆6番(藪内靖君) 先ほどから、デマンド交通が出ておりますが、もう少し踏み込んで、具体的に何か案とか、検討されていることがあれば、少しお話しいただけましたらと思います。よろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) このデマンド交通は、議員も御案内のように、前日までに市民の人が予約をして、当日、デマンドバスのドライバーがそこへお寄りをし、そして目的地へ送っていくわけでございますが、備前市内のどこへでも、前日に予約すれば行けるというものではございません。一定の地域の中で、いわゆるデマンド交通という仕組みをつくっていこうということでございます。 また、備前市にはタクシー会社がございます。タクシー会社の営業権ということも考えていかなければ、存続ができなくなるわけであります。御存じのように、タクシーは、その日に空いておれば、タクシー会社が迎えに来、目的地は備前市外でも運んでくれるわけであります。基本的には、生活圏の中における公共交通、それから市営バス等の、いわゆる最短距離を結ぶ、そのような交通手段であります。 原則的には、市営バスをお使いいただく。あるいは、タクシーを御利用いただく。公共交通を、JRを活用してもらう。ただ、そこまでのアクセスが、高齢者の方にはそこまでも難しいんだという御案内でございますので、難しい方には活用していただけるというような形で、8台、備前市全域の各地区を一つのサークルにしてこの運用を考えていこうということでございますので、タクシーではありませんので、あっちへ行け、こっちへ行けというような、そのような便利なものではないということはあらかじめ御承知していただきたいと思いますが、交通難民の方にできる限り公共交通を活用してもらう。病院に行く、あるいはスーパーマーケットへ行く、それらの最短距離の公共交通につなぐという意味でお考えいただいたほうが正しかろうと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 ◆6番(藪内靖君) 私も以前から、いろんなところへ公共交通のことを勉強に行かせていただきまして、割とうまくいかないっていうのが現状、実情でありまして、玉野の例とかもいろんなところでお聞きしたのですが、大きな円をバスが、小っちゃい円が各地にあって、それをつなぐと。でも、なかなかやっぱりその連絡がうまくいかない。結局は、病院へ行きたいお年寄りとかに無理を強いる、迷惑をかけるというようなことがありますので、これ以上は言いませんが、できるだけ、免許を返納されたとかそういうことを努力されているお年寄りの方とかに、なるべく便利に使えるようなシステムを、今後も考えていただきたいと思います。ありがとうございます。 それと、次に行かせていただきます。 介護タクシー用の軽車両を購入する際に、非常に特殊な車両なので割高であります。これに対して、少し補助金を出すようなことは考えられませんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 森保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(森優君) 介護タクシー等の事業者の認可条件によっては、国などの補助がありますので、車両条件等の制限がかかっておりますので、そういった場合には担当のほうへ御相談していただければと思います。よろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 ◆6番(藪内靖君) 同時に聞けばよかったのですが、介護タクシーとして運行した場合に、それも何か補助金か何か出すようなことは考えられませんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 森保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(森優君) ランニングコストについての補助金については、今のところ考えておりません。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 ◆6番(藪内靖君) 5点目のグラウンドゴルフ場の整備に関してですが、先ほど説明のありました、大きなところは結構充実しているといいますか、それでいいのですが、割と各地に小っちゃいところがあります。そういったところですることが正しいのかどうか分かりませんが、もう少し整備していただけたらと思い、今回ちょっと質問させていただきました。どうでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 波多野社会教育部長。 ◎社会教育部長(波多野靖成君) 各地の小さなグラウンドゴルフをされる運動場というか、グラウンドについては、まだ私どもが把握し切れておりませんが、それが地域のグラウンド、地域のものということでありましたら、いろんな補助制度等もあろうかと思います。一度、各地の地域で集まってやっているところにつきましては、調べさせていただきたいと、現状把握したいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 ◆6番(藪内靖君) ありがとうございます。ちょっと小っちゃいところが多くて、そこでやられている方が多いので、その調査をよろしくお願いいたします。 それと、先ほど忘れておりました。デマンド交通に関してですが、電気の普通車8台ということですが、これ具体的に、まだ全ては決まらないでしょうが、運営方法というか、運営、何かありますでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 今のところ8台を用意しております。市民の方に手を挙げていただきまして、年間報酬を確定をしたいと思います。その中には、基本的にガソリン代も入っておるという形で、市民の方に手を挙げていただいて、そしてその方が運用していただくというような形を考えて、実施をしていきたいと考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 ◆6番(藪内靖君) これ余談になりますが、今、電気自動車の購入、ちょっと前まででしたか、80万円ぐらいから95万円ぐらいまで、国からの何か補助があったと思いますが、地方自治体もそれに入っていると思うんですが、これは入っていますか。すいません。下世話なことを。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 今は、電気自動車の普及で、国、県また自治体も補助をしております。今回購入する、当然電気自動車、これからの備前市、CO2を排出しないものを公共的には購入、活用していきたいと思っておりますが、どのぐらいの金額がどのように適用されるかというのは、また担当部署で調べまして、適用されれば、必ず補助をもらえるように頑張っていきたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 ◆6番(藪内靖君) どうも丁寧な回答をありがとうございました。それでは、よろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 以上で藪内議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、感染症対策のため、この際暫時休憩いたします。     午後1時56分 休憩     午後2時15分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、森本議員の一般質問を願います。 9番森本議員。     〔9番 森本洋子君 登壇〕 ◆9番(森本洋子君) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 まず、大きな1点目で、財政運営について。 備前市監査委員より提出されております令和3年度備前市一般会計、特別会計歳入歳出決算及び基金運用状況審査意見書には、令和3年度の経常収支比率は89.4%であり、2年度と比べ8.2ポイント減少しているが、引き続き経常的経費の削減に努めるなど、さらなる改善を図る必要があると述べられております。 昨年度、97.6%と県下ワーストの報道で、市民の皆様の心配の声も届いていたと思います。市長をはじめ、職員の皆様の不断の努力の結果と思います。昨年度のワーストからの順位の改善も気になるところではございますが、そこで3点お尋ねいたしたいと思います。 1点目、令和3年度経常収支比率89.4%、この結果に対しての市長の見解を伺いたいと思います。 2点目、8月の総務産業委員会、経常収支比率の資料の説明の中で、分子に当たる経常的経費充当一般財源、分母に当たる経常一般財源等の説明がございました。令和2年度との比較の中で、令和3年度は、人件費が増額、補助費等が減額になっております。主な要因を教えていただきたいと思います。 3点目、意見書には、さらなる改善を求められておりますが、来年度に向けて、どのような財政運営を行っていこうとされているのか、お考えをお聞かせください。 今年度は、補助金や委託料など、減額をされております。8月の総務産業委員会において、担当課も、この件に関して検証していくとの答弁もございましたが、来年度も同じ方向性を考えておられるのでしょうか。 また、まちづくり応援基金充当事業の見直しも検討されているのでしょうか。例えば、給食費の無償化については、まちづくり応援基金が充当されていました。今年度はコロナの交付金を充てられると思いますが、来年度はどのように考えておられるのでしょうか。その点も含めて、御答弁いただきたいと思います。 大きな2点目、個別避難計画についてお尋ねしたいと思います。 昨年、令和3年6月の定例会において、個別避難計画について一般質問させていただきました。そのときには、他市の事例を参考にしてモデル地区を選定し、準備を進めていきたい。今後、岡山県から、防災、福祉担当課への作成説明が行われる予定であるとの御答弁がございました。 今年6月の定例会において、青山議員の質問に対する答弁から、備前市は進んでいないように見受けられました。議会の初日、議長からの御報告にもありましたように、8月18日には、防災システム研究所所長の山村武彦氏の講演がございました。8月29日には、Zoomではございますが、防災の勉強会も受けてまいりました。 内閣府の資料によりますと、避難行動要支援者名簿の作成は、平成25年に作成が義務化され、現在、約99%の市町村において作成されています。しかし、西日本豪雨をはじめ、多くの高齢者が被害を受けていることから、避難の実効性の確保が課題となり、努力義務ではございますが、個別避難計画の作成が求められております。 令和4年1月時点で、任意の取組として作成完了している市町村約8%、一部の作成が完了している市町村約59%となっているということでした。また、令和3年度のモデル事業の報告書から、個別避難計画作成に当たって重要な点として、首長がリーダーシップを発揮すること、優先度の高い人から作成に取り組むこと、関係者と取組の必要性について認識を共有することなどが上げられておりました。 コロナ禍で説明会など、中止や延期をされる場合も多くあり、個別避難計画が思うように進まない、責任が持てないので関われそうにないという声もあると、勉強会のときにお聞きしております。しかし、命を守るということを一番に考えて取り組んでもらいたいと、内閣府からの話もありました。早急に取り組むべきであると改めて思いました。 そこで、1点目として、昨年6月議会からの進捗状況を教えてください。 岡山県からの作成の説明は行われたのでしょうか。 2点目、勉強会では、避難行動要支援者名簿の共有に当たり、個人情報保護法が課題となっているとの指摘もありましたが、避難行動要支援者名簿の個人情報保護についての取扱いは、特別法である災害対策基本法が優先されるため、本人の同意を得た上で、平常時から名簿情報を外部に提供することが可能であると分かりました。それをもって、地域調整会議を開催している自治体の事例も伺いました。自治会会長や民生委員の方に名簿を渡されていると思います。御高齢の方であれば、1年間で情報の変更も十分考えられると思います。毎年更新された名簿を渡されているのでしょうか、お尋ねいたします。 3点目、自治会役員や民生委員、自主防災組織や福祉関係など、関係者が取組の必要性について認識を共有することが重要であるとのこと、備前市として少しでも計画を進めるためにどのような取組を考えておられるのかお聞かせください。 大きな3点目、公共交通についてです。 先ほども、藪内議員のほうから質問がございましたけれども、ほかにお聞きしたいこともございますので、このまま続けてさせていただきます。 議案第61号令和4年度備前市一般会計補正予算(第5号)の債務負担行為補正について、デマンド交通車両購入事業は、購入予定の電気自動車について、納品までに要する期間が長期化していることから、令和5年度中の納車となる車両について、早期に契約を締結するためと細部説明にございました。 さきの議会において、石原議員の質問に対しても、路線バスからデマンド化へ転換することも含め、検討していくと答弁もされております。 そこで、1点目、何台購入されておりますかということですが、これが先ほど8台というふうにお聞きしました。 また、それをどのように運行されるのか。市内全域で取り組まれると、先ほどもおっしゃいましたけれども、もう少し具体的にお聞かせください。 また、電気自動車にされた目的も含めて、今後の取組をお尋ねいたしたいと思います。 2点目、これまでもJRと市営バスの乗り継ぎ時間の問題が、議会でも取り上げられました。担当課の皆様には、業者の方々から様々な要望が入っているとお聞きしておりますが、御尽力いただき、感謝申し上げております。 10月には、市営バスのダイヤ改正があると聞いております。大変な作業だと思いますが、市民の方の要望に少しでも応えられるような改正に取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 以上で終わります。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、森本議員の御質問に順次お答えいたします。 1番、1点目、経常収支比率についてでありますが、令和3年度決算における経常収支比率は89.4%と前年度の97.6%と比べ8.2ポイント改善をしております。 昨年度の数値との比較で大きく改善した要因といたしましては、このコロナ禍の中で、国の補正予算等に伴い普通交付税が大幅に増えたことや、徴収が猶予されていた前年度の市税が収入されたことなどが上げられますが、令和3年度の財政運営と予算執行の実績から導かれた指標であると、冷静に受け止めております。 2点目、前年度比較についてでありますが、経常経費充当一般財源のうち、人件費が約6,600万円増加した理由については、主に保育園、認定こども園に勤務する会計年度任用職員の報酬や一般職員の昇給などにより職員給与費が増加したことによるものであります。 また、補助費等の1億5,300万円の減少につきましては、下水道事業債の償還が減少したことに伴う繰出金の減少や、和気北部衛生施設組合からの脱退に伴う一部事務組合負担金の減少などによるものであります。 3点目、来年度に向けての財政運営はについてでありますが、人口減少社会の中で、備前市が地方公共団体として生き残っていくためには、さらなる事務事業の効率化、公共施設の再編と更新、さらに事務事業の検証、補助金、助成金等の見直しによる経常経費の縮減を着実に進めてまいりたいと考えております。 最後に、資料要求のありましたまちづくり応援基金の充当事業の一覧につきましては、お手元のとおりでございます。御覧いただきたいと思います。 来年度以降の当該基金の活用につきましては、給食費及び学用品の無償化に係る経費を含め、ふるさと納税の状況や御寄附をいただく皆様の御意向などを勘案して、予算編成の過程で検討してまいりますので、御理解をお願いしたいと思います。 2番、1点目、進捗状況についてでありますが、岡山県地区防災計画等作成推進協議会の個別避難計画研究部会において、昨年度は6回の研究部会が開催され、防災担当が全ての部会に出席をしております。 2点目、避難行動要支援者名簿についてでありますが、避難行動要支援者名簿は、夏季及び冬季地区民生委員児童委員協議会に合わせて、住民基本台帳などの公簿による死亡や転出等の確認のほか、民生委員の方の見守り状況を基に、施設入居者や長期入院者など、自宅以外での避難確保が可能な対象者で確実に確定できる対象者について年に2度の更新作業を行い、名簿の整理を行っております。 3点目、計画作成を進めていくにはについてでありますが、議員御指摘のとおり、様々な組織、関係者が取組の必要性について認識を共有することが重要でありますので、早期に個別避難計画作成の推進体制を構築し、組織間の認識の共有を図るとともに、出前講座等の際にも、モデル地区になっていただけるよう協力依頼をさらに行ってまいります。 3番、1点目、デマンド交通車両購入事業についてでありますが、どのように運行されるのかについては藪内議員に答弁したとおりであります。 また、電気自動車にした目的でありますが、備前市は2050年二酸化炭素排出実質ゼロ宣言を表明していることから、化石燃料である軽油やガソリンを使用しない環境に優しい電気自動車を選択いたしました。今後のデマンドの取組につきましては、藪内議員への答弁のとおりでございます。 2点目、ダイヤ改正についてでありますが、市民の御意見を参考に関係機関との協議を重ねており、それらの意見を基に、路線の延長や、バスとバス、バスとJRの乗り継ぎ時間を改善するなど、利用しやすい環境となるようダイヤ改正しているところでございます。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 森本議員。 ◆9番(森本洋子君) 御答弁ありがとうございました。 それでは、再質問に入らせていただきます。 上から順次行かせていただきたいというふうに思います。 8月の委員会でも、担当課の方が経常収支比率ばかりが目安ではないというようなこともございましたが、しかしやっぱり新聞報道されると、市民の方はやはり備前市が悪いのでということで気になられていらっしゃるので、やはり発表されたときには、備前市はどうなっているんだという声もたくさんいただきました。市長もその声をきっと聞かれて、しっかり改善のほうに取り組んでいこうというふうに、職員の方も挙げて取り組まれたんだと思います。御苦労さまでございました。感謝申し上げたいと思いますけれども、今年度も、引き続き、多分取り組んでいかれているということで、委託料とか補助金の一律2割カットとか、そういうのもございました、8月の委員会でもお聞きしたんですけれども、これから検討していく、検証していくというふうな御答弁だったんですけれど、これまでに、委託先とかそういう補助金を出されていたところの団体とかに、現状なりの聞き取りの、言うたら調査とか確認をこれまでにされているのでしょうか。まだ、これからなんでしょうか、ちょっとそこら辺をお尋ねしたいと思いますけれど。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 令和5年度の当初予算の策定が、この秋以降、総務部財政課を中心に、各課の聞き取りを行ってまいる予定であります。その時点では、各課のそれぞれの事業について、再点検あるいはプッシュアップ、あるいは残念ながら、その事業の停止等、いろんなことが担当課から上がってくると思っております。備前市民のために今何をなすべきか、このコロナ禍の中ででき得る限りの努力はしてまいりたいと思っております。 国の方針、県の方針がこれからも出てくると思いますので、それらの方針にもよく目を通しながら、利活用できるものは利活用していき、市民の皆さん方の命と安全と、そして幸せを、どのように来年度も予算組みをしていくかというところが、私は一番大事なところと思っておりまして、真剣に取り組みたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆9番(森本洋子君) これまでも説明で、しっかりとした補助金に対しても事業説明をしていただきたいというようなお話も伺っております。そういうふうな御要望もされているのであれば、団体のほうもしっかりそういう要望を出していただきながら、ただ一点、生活支援とか、そういう市民生活に直結されている団体なんかは、やはり市のほうが委託していただいている部分も大いにあるかと思いますので、市民サービスの低下につながらないようにだけは考えていただきたいなというふうに思うんですけれども、市長、その点いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) その議員の御心配は、当然、市の担当部課とも、そういうことを前提に、よく事業についての精査をしながら、そして市民の皆さん方がこのコロナ禍で幸せになるように、備前市としてはできる限りの応援体制を引いていくべきだと思っております。 まずは、弱い人、そしてそのような助成、補助によって生活が支援されておる。それはもう一番、一丁目一番地の大事なことだと思っております。私も市政の真ん中に、そのような弱い立場の人のいわゆる備前市に住んでいてよかったと思われるような市政を、これからも心がけていきたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆9番(森本洋子君) ありがとうございます。 資料要求いたしまして、ありがとうございました。まちづくり応援基金の充当事業を出していただきありがとうございます。たくさん充当されているということであれなんですけれども、先ほども申しましたが、給食費の問題、特に無償化の問題なんかはとても大きな問題であります。まちづくり応援基金、最後まで使い切るまで充当事業に充てられるのか、市長。それとも、何て言うんでしょう、一般財源のほうへ考える事業もあるかと思います。中にはこれ継続性のものもあれば、単年度でというような、単発的なものもあったりするので、そこら辺は何とも言いようがないんですけれども、先ほども申しました給食費の無償化なんかは、やっぱり市民の皆様も非常に心配な点であるかと思うんですけれども、その点、市長、今ここですぐに回答というのは難しいのかもしれませんけど、今後の取組としてどのようにお考えなのか。また、担当部署でも結構ですし、お答えいただければと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員、御案内のように、ふるさと納税の益金を使って、この基金の大半が構成をされております。よって、毎年毎年、この益金が少しでも大きくなること、すなわちふるさと納税の個人版で多くの国民の方々が備前市を応援していただく、そしてその結果、地域の産業もよくなる。そして、益金も増える。その益金を、ふるさと納税をしていただいた方の期待に沿うように、私は、即効性を持って対応すべきだと思っておりますので、あまり基金を積み上げていくだけで、基金増額が増えることを好ましく思うことではなしに、必要な財源にこの応援基金の大半が充てられたらいいと思っております。もちろん、税収が増えて、このような基金を使わなくても市民生活の満足度を上げるということは大切なことでございますけども、昨今の経済事情でございますので、ありがたく、このふるさと納税の益金を活用して、そして少しでも広く市民の皆さん方がその恩恵を受けるように、私は小さな備前市でございますけども、大きな志を持って、来年度もそのような必要なものに対しては、この応援基金を少しでも多く活用できるように、予算編成に取り組んでまいりたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆9番(森本洋子君) ありがとうございます。 すいません。1点聞き忘れていました。 経常収支比率が昨年度すごく悪かってあれなんですけど、今年度って県下でどれぐらいなのかっていうの、これはもう分かるんでしょうか。委員会のときでは、ちょっと分かりませんというような御返答だったんですけど。現状、分からなければそれでいいんですけれど、分かるようであれば県下でどれぐらいの位置にいるのか、教えていただければと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 実は、もう既に各自治体で、この経常収支比率は出ておると思われます。私も、前回の6月議会の閉会のときに、特別にお時間を頂戴をして速報値を報告いたしました。二、三の近隣の自治体の首長からも、そこの今年度、いわゆる3月末現在における速報値は、大体6月の終わりから7月頃に分かるわけでありますけども、いわゆる10月1日前後に県を通じて国のほうに報告されるわけでございます。よって、多分、今議会の終盤にはそれぞれの情報が入ってくるということであれば、また議員の皆さん方にも、速報値になるかも分かりませんが、国の発表、県の発表の前に、御報告できれば御報告させていただきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆9番(森本洋子君) また、そのときはよろしくお願いいたします。 次に行かせていただきます。 個別避難計画なんですけれども、私が研修でお話を聞いたところは常総市と延岡市なんで、大きな市なので、またちょっと違うかもしれません。ただやっぱりどの市も、コロナ禍で、やはりなかなか進めていないという御報告もございました。やっぱり人に集まってもらって研修を受けるとか、会合を開くとかというのが大変厳しい状況だったという報告を聞いておりますので、備前市も多分きっとそういう状況だったと思います。 その点、ただ、そんな中でも進めていく中で参考にさせていただいたのは、やはり地域の方が、やはり自分たちもつくっていかないといけない、要支援者を助けていかないといけないという、そういう思いに立っていただくというのが重要だっていうことを言われていました。そのためには、やはり先ほども申したように、皆さんが共通認識で、やはり災害が起こったときにはみんなで助けましょうという、そういう意識を持つっていうことが必要だということで、やはり一番いいのは先進事例を学んだり、災害の、その後の様子を当事者からお聞きしたり、そういうことをすることによって皆様の気持ちを一つにまとめていく、そういう取組が必要だというようなお話も聞いたんですけれども、備前市としては、今後そのような取組は考えておられないのでしょうか。お尋ねしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 当然、大事なことでございますので、備前市も、積極的に計画作成に努めてまいりたいと思いますが、令和3年度では、出前講座等を通じまして伊里地区まちづくり会議、東鶴山人権教育推進委員会を通じて東鶴山地区、そして今年度は、大内協議会自主防災会で大内地区へ、片上地区支え合い実行委員会の片上地区、そして再度、東鶴山人権教育推進委員会での東鶴山地区の出前講座等を行い、常に計画について、市民と市役所が一体となってこれからも進めてまいる大変重要な、いざというときにこのようなことができておるということが大切だと思っておりますので、担当課には督励をしておる次第であります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆9番(森本洋子君) しっかり取り組んでいただいているのはよく分かりました。 しかし、やっぱり自治会の役員さんが1年ごとに替わるところもあれば、2年ごと、また何年間されているところもあると思うんですけれども、役員さんが替わるたびにきちんと防災のことも引継ぎをされていたらいいんですけれども、なかなかそこまで行けていないというのがどうも現状であるみたいなんです。 それで、御面倒であるかは知りませんけれども、定期的に、1回開いたから大丈夫じゃなくて、定期的に取り組んでいただいて、役員さんが替わっても、しっかり引き続きその地域は大丈夫というふうにしていただきたいなということを要望で上げておきたいと思います。 また、個別計画を立てれば一番いいんですけれども、内閣府の方も、個別にというとなかなかハードルが高いと、ただ地域で、地域として個別計画を立てるというような考え方もあるので、地域調整会議とかを開いて取り組んでいくのも一つの手でもあるし、また災害の多いところを重点的に先にするとか、そういう取組も必要だというふうなお話も聞きましたので、そこは柔軟に、こうしなくちゃいけないではなくて、柔軟に取り組んでいただいて、とにかく、真備でも亡くなった51人のうちの45人ぐらいが65歳以上の高齢者の方々だったというデータもございますから、やはり高齢者の方が一人でも犠牲にならないように、もちろん若い方もそうなんですけれども、取り残されないような、そういうシステムを早急につくっていくような努力をしていただきたいということを、再度お願いして終わりたいと思いますので、お願い申し上げます。 次、移らせていただきます。 デマンド交通なんですけど、先ほど、藪内議員の質問に対して答えていただいたので、ちょっとそこで何点か、私も疑問に残ることを、ちょっと質問させていただきたいというふうに思っております。 先ほど、市長のほうも、市内全域で取り組んでいくけれども、各地区サークルみたいに地域を限定して、その中で運用するようなお話があったんですけれども、これ各地区8台、車8台で、このサークル地区分けるのは、どのようにごめんなさい。もう決まっていたらでいいんですけれど、どのようにとかはまだ考えておられないんですか。まだこれからなんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 公共交通会議の議長が、大東先生、ノートルダム女子大学の教授が、今、備前市の委員長でやっていただいております。この間の市営バスの時刻表の変更等についてもお越しいただいて、その後、大東先生と個別にこのデマンドについて御相談申し上げました。そういう先生方の知見を得て、税金を使って実施する以上は、市民の皆さん方が公平に利益を得るというような考えを持っております。そのためには、備前市でデマンド交通でどこへでも行けるんだというような大がかりなことは、今の市営バスやタクシー事業者、あるいはJRの利用活用と相反するところもありますので、デマンドについては、やはり限定的な中で、より多く利用していただく、予約制でしていただく、このような活用が、全国の事例を見ても多うございますので、ある程度の地区を制限をした中で、そのサークルの中で御利用いただくような仕組みを考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆9番(森本洋子君) また、決まりましたら教えてください。 それと、決まった中でという、先ほどもお話もありましたし、市長が取り入れられたタクシーチケット、これも当初の目的は、バス停までとか駅までとかという、そういう使い方で最初はスタートしたと思っていたんですけれども、どうも最近、皆さん直接、病院とかに行かれるというようなことが多いので、今度導入される予定のデマンドと、このタクシーチケット、この考え方は、すみません、どういうふうにすみ分けをされるのか、少し教えていただけたらと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) タクシーチケットも、私が前市長時代に議会に提案をし、実施したわけでございますが、議会で各議員が、こういう場合はどうなるんだとか、こういう使い方もあるだろうと、議員の皆さん方がいろんな御質問がありました。また、市民が直接、こういうような使い方でいけないかということで、いわゆる利用を拡大をしてまいりました。そして、今現在は、もう申込みなしに、例えば今年度は、前年度のデータを基に、直接、昨年度の利用者にはチケットを送付するという迅速性を持ってやらせていただいておりますが、やはり多岐にわたるこのような交通手段をやればやるほど複層化になり、ある意味では経費の重層化で効果がもう一つというようなことも危惧されます。よって、それぞれの長所あるいは短所があるわけでございますので、我々は税金を使って行政をさせていただく以上、その辺の点検はさせていただきながら、市民の皆さん方が、高齢者や小さいお子さんたちが安心して活用できる、また民間事業者の権益といいますか、営業をあまり阻害しないように、税金だから何でもできるというような横柄な態度ではなしに、お互いに相互の補完をしながらやっていくことだと思います。 また、これからは今、県北で、JR駅路線等のいろんな問題が、今、県北では3路線出ております。これが一つ解決しますと、輸送密度の次からいいますと、我々東備地区にもJR赤穂線という路線があるわけであります。特に、備前市は、長船駅から寒河駅まで、大変、生活の大動脈であるわけであります。できる限り減便等がないように、利用促進も日頃から図っていかないと駄目だと思っております。 公共交通というのは、なくなって初めてその痛みが分かるわけでありますので、少しでも市民の皆さん方が理解をしていただいて、そしてできることは市で税金を使ってやりますけども、基本的には自助、公助という順番があるんではないだろうかというふうに考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆9番(森本洋子君) 市長のほうから、この8台を導入した場合、市民の方に乗っていただくようなお話もございました。その場合、この方たちは会計年度任用職員とか、そういう立場になるんでしょうか。どういう立場で運転していただくようになるんでしょうか。もう決まっているでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 細部は、今、担当の課で検討しておりますけども、ちょうど市営バスを運行しておられる人、市民の皆さん方、そのような雇用契約をしておるわけであります。これが、いわゆる燃料費、今回の場合は電気自動車を想定しておりますので、俗に言う電気代でありますけども、それは基本的に、それを運用される個人持ちとして、年収を一定金額を確保して、そして1年契約でデマンド交通の利用をしていただくというようなことに対して、電話等で一つのターミナルをつくりまして、そこで受ける。あるいは、個々で受ける。これからのスマートシティーでありますので、そういうDXを使ってできる場合もあると思います。 今、担当課が一生懸命政策設計をしておりますのでまた、議会に御報告するときはあろうかと思いますので、どうぞよろしく御協力をお願いしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 森本議員。 ◆9番(森本洋子君) 市民の方が手を挙げていただければ一番いいんですけど、先の心配しても仕方がないんですけど、もし8台に対して運転手が確保できない場合は、市営バスをタクシー会社に委託もされておりますが、そのようなこともお考えなんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) もちろん公募で募るつもりでございますけども、車があって、ドライバー、運転者がいないというようなことは想定しておりませんので、そのときには、民間のタクシー事業者等にも協力を依頼しなきゃならないと思いますが、1人1台で運用するのか。その人の休日はどこで設けるのか、いろんな契約条項は出てくると思います。あるいは、当日、何時から何時までそれを運用するのか。タクシーとは違いますので、前日までの予約でもって、そして乗車定員がありますので、その人たちが回れるそのサークルの中というのは限定的になりますから、お互いに補完をしながら、できる限りいい運用をして、この税金を使う以上は、市民の皆さん方の御理解が一番大事だと思っております。当然、そのことについて、改善、改善をしていくということは当然でありますので、一旦決めたからというて、それをずっとじゃなしに、常にPDCAで考えていかなきゃならないと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆9番(森本洋子君) 先ほど、市長がおっしゃられたように、アプリを活用されている自治体もありますのであれなんですけれども、高齢者の方、なかなかアプリを、スマホ、苦手な方もいらっしゃるので、今回のマイナンバーカードのときのポイント制も、地域振興券みたいなのを発行したら私もできるのにというお声もたくさんいただいたので、やはり電話で予約ができるような、そういう形も残して、これからになるとおっしゃいましたけれども、そういう形も若干残していただければ、やはり高齢者の方も利用しやすいような形が取れるかなというふうに思っておりますので、これから検討されるのであれば、一つの選択肢に残していただきたいというふうに思っておりますので、お願い申し上げます。 次、最後、JRとの接続なんですけれども、これはもう個々の事例も担当課の方にいろいろお話も今までさせていただいたのであれなんですけど、もう担当課のほうがしっかり熱心に取り組んでくださるので、1人の方に対しても、こういうような利用方法がありますよみたいなことも教えていただいたりしたので、本当にありがたいなというふうに思っております。 きっといろんなところから電話をいただいて、担当課の方も頭を悩まされていらっしゃるとは思うんですけれども、先ほども申しましたように、全員というのはきっと難しいので、ごめんなさいというところもあるかもしれないんですけれども、一人でも多くの方が利用しやすいような状況を組んでいただければ幸いかと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。 以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 以上で森本議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) この際、申し上げます。 本日の一般質問はこれで終わりとし、後の方の質問については明日に行いたいと思います。 本日はこれにて散会いたします。 皆さん、御苦労さまでした。     午後2時57分 散会...